昨日、「住宅ローンの繰り上げ返済しない」ことをテーマに記事を書きました (参照 住宅ローンの繰り上げ返済をしない選択 )。そこで、比較的安定的な利回りを期待できるものとしてソフトバンクの社債について触れたので、記事にしてみます。
2014年5月にソフトバンクは社債3000億円分の個人向け社債利率1.45%で発行しました。去年にも4000億円分の社債(この時の社債を私は購入しているのですが、タオルセットも貰えました)を発行しており、その発行規模はかなり大きいです。ソフトバンクと言えば、216億ドル(約1.8兆円)で米国スプリント社を買収したことは皆様記憶に新しいと思います。そういった大規模買収の分だけやはり有利子負債額も大きいのは致し方のないところでしょうか。融資と言えば銀行ですが、ソフトバンクの格付けなどを意識せざるを得ないのですし、中途売却の可能性もあります。一方で個人投資家の場合は満期まで保有し続けるケースが多いので、ソフトバンクにしても安心できるのでしょう。
社債には元本保証はありませんのでソフトバンクが倒産すれば、元本割れを起こします。ソフトバンクが数年(償還期限までに)で倒産するという可能性を重く見る方にはおすすめできない商品です。
引き受け幹事会社は野村証券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、SMBC日興証券、SBI証券、岡三証券、東海東京証券、岩井コスモ証券 などでした。これら証券会社に口座を持っていれば、購入可能であったはずです。しかし、個人投資家の間では人気がありますので、これら証券会社にあらかじめ口座をもっているのと、売り出されてからある程度すぐに申し込みが必要になります。何日間も売れ残っているような商品ではなかったと思います。
NISAの関係から上記証券会社に口座を持っている方も多いと思いますが、あらかじめ口座を保有していないと購入には間に合いませんので、いずれかの証券会社に口座を開いておいた方が良いと思います。口座を持つだけならば基本的には無料です。近日中に新規社債が発行されるかどうかは判りませんが、口座を持つ分には良いかなと思います。仮に起債が決定したならば、自分の購入判断も含めて記事にしたいと思っています。