2010年06月11日

行ってきました・・・ファシリテーションフォーラム2010

日本ファシリテーション協会主催の、ファシリテーションフォーラム2010、初日だけ参加してきたので、遅ればせながら少々メモ。

『ファシリテーションフォーラム2010』
人と人との和を奏でる
〜より質の高い話し合いとチームづくりに向けて〜


●メインセッション「ファシリテーションが社会に和を奏でる」
公式HPの「夢の企画がついに実現しました! コーチングの本間正人さん、グローバル人材育成の船川淳志さん、ファシリテーションの堀公俊さん。各界のトップリーダー3人が一同に介して、明日の日本のファシリテーションについて真剣に語り合います。」「何が飛び出すか分からない、最初で最後の超豪華セッションです!」という興奮気味の紹介文どおり。キモチもアタマも、お隣の方々との関係性もどんどん温めてもらえた。

この3人のプロのすごいところは「観察力」にあると思う。目で見るのはもちろん、話を聴いて、相手の状況を瞬間で察知する。まずは私ももっともっと相手に関心をもとう。

以下、印象に残った言葉。
・みんなでラーニング(ティーチング)するときに支援するのがファシリテーター。
 1対1のときはコーチングかな。
・ファシリテーターとは、進行役であり調整役であり介助役。決して傍観者ではない。
・ファシリテーターは、みんなを喜ばせる、楽しませる裏方。
・大変・多異変な時代だからファシリテーターが必要。予定調和ならぬるいモデレーターでいい。
・リーダーシップのリーダー・・・いわばリード線。コミュニケーションの回路をつなぐ。
・ファシリテーターは沈黙をおそれちゃいけない。
・時には我田引水力も必要。
・ファシリテーターは不測の事態にお手上げせず、対応できることが大事。つまりファシリテーションを学べば、重責を担っても動じないようにいられる。
・似て非なるものを見極めよう。「なあなあの仲良しクラブと、本当の和の違い」とか「惻隠の情をもっての沈黙と、卑しき沈黙」とか。
・日本は対応力はある。外からよいものをどんどん取り入れる柔軟性があった。この「良い加減さ」がないと和にならない。もっとファシリテーターも「良い加減」で。
・今までは違いを隠すのが和。これからは多様性をもっと出していくことが必要。

ちなみに私が考えた「和」のイメージは、幕の内弁当。和食だからというだけじゃない。1つ1つを食べてももちろん美味しいのだけれど、組み合わされると、それぞれがお互いに侵食しあうことなくちゃんと主張しあいながら「1つの名前」のもとに統合されるところ・・・これが「和」なのではなかろうか。

●セッション「”人”に関する問題解決に効果的な解決志向を体験しよう!」
「解決志向の問題解決(ソリューションフォーカス)」を、知って、体験するというセッション。ドミノを共同作業で並べて、ちゃんとキレイに全部倒れるかどうかをチームで競いながら体験するのだが、とても面白かった。初めに問題志向パターンを体感するために「できないこと、問題」に着目。次はいよいよ解決志向で「うまくやっていることみつけて増やす」(やってみてうまくいかなかったら次を試す)という話し合い。ちゃんとドミノが美しく倒せて、思わず大歓声&ハイタッチ!!

振り返って、このソリューションフォーカスのよいところはこんな感じ。
・単純・シンプル。元気に楽しく取り組める。
・短時間でできるからすぐ行動に移せる。
・専門家でなくても経験が生かせる。
・自問自答にも使える
・成功イメージをチームで明確にしておくことで「夢が叶った」かどうかが自分でわかる。

こんど試してみよう。

●ファシリテーション協会総会
実は総会は初参加。とってもおもしろかった。進行プロセスが面白かったし、営利団体ではないNPOとしての「らしさ」みたいなものを大事にしていることも伝わってきた。
重要なのは、会員の個々の力を、どう支部や全体の力にするのか。まさにファシリテーション力が問われる。ここがうまくできなかったら、すべてが砂上の楼閣だと思われても仕方ないかもしれない。そう考えて、協会活動の「自分ごと」度合いが高まったのが何よりもの収穫。

以上、たくさんの気づき、発見に満ちたフォーラム。
運営に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

rkazuki at 22:45|この記事のURLComments(0)TrackBack(0) ブックマークに追加する

2010年04月25日

人が人を思う力・・・「1Q84 BOOK3」

41035342571Q84 BOOK 3
新潮社 2010-04-16

by G-Tools

発売日に購入し3日で読了。
このところtwitterにかまけて読書量が激減している私にしてはおそるべきスピードだ(苦笑)。

それほどまでに魅力的な作品。もっとこうしてほしかったとか、あらら、と思う箇所もないではない。
でも、残りのページが少なくなっていくのが悲しくて悲しくて堪らない、稀有な作品だった。

いま、私の心は満たされているようでもあり、なんだか逆に渇いているようでもあり。
とにかく、この物語の余韻をずっとひきずっている。

Book1,2を読んだときには感想をこんなふうに書いたけれど、Book3で提示された1つの解は、物語の主人公は「物語(という構造)の力」なんぞではなく、やはり「生身の人間」だ、と思う。壁に囲まれた、卵そのもの、だ。割れやすく弱いかもしれないけれど、すべての始まりである。

そして主題は、「人が人を思う気持ちの力」だ。

その人のことを私が思っている限り、その人は存在する。
私がその人を思わなくなってしまったら、その人はこの世からもいなくなる。

それくらい強いのだ。人が人を思う気持ちというのは。

このことを思い知らされ、なんだかもう、胸がぎゅぎゅぎゅっと軋み続けている。
本当はもっとこの物語のことを書きたいのだけれど、どうにも言葉にならなくて。

Book4を期待するのは野暮だとはわかっている。
でも、きっとこの物語はこれからも続くと、思い続けたい。

そうそう、ちょうどこの本を読んでいるとき、宗教活動のために我が家を訪れた家族連れがいた。
物語が現実とをシンクロさせてしまう力が(もしくは、私にそう認識させてしまう力が)、この本には、ある。

Book1の最初の1行から、いつかゆっくり読みなおしたい。

(オススメ度:★★★★1/2)




rkazuki at 17:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)BOOK/MAGAZINE ブックマークに追加する

2010年04月11日

なんとしても行かねば・・・ファシリテーションフォーラム2010

日本ファシリテーション協会が年に1度お送りするビッグイベント、全国フォーラムの申込受付が始まっている。

『ファシリテーションフォーラム2010』
人と人との和を奏でる
〜より質の高い話し合いとチームづくりに向けて〜


実は全国フォーラムに行ったことがない(多分・・・支部フォーラムばっかり・・・)私だが、今年はプログラムを見て「これは行かざるを得ない」と判断。

だって、初日のメインセッションン顔ぶれからしてすごすぎる。
本間正人 らーのろじー
船川淳志 ビジネス・ブレークスルー大学院大学オープンカレッジ講師
堀公俊  組織コンサルタント・FAJ前会長


このほか各セッションももう、垂涎の内容。というわけで、昨日申し込みを済ませたところ(初日だけの参加・・・涙)。

皆さんも、うかうかしていられません。

ファシリテーションがどーした! とか、
ファシリテーションなんて・・・ とか、
ファシリテーションって何??  とか、
ファシリテーション大好きっ!  とか・・・

そんなことを1度でも思ったことがあれば、ぜひ、名古屋でお会いしましょう。

あ、そうそう、ファシリテーションフォーラム2010の公式twitterアカウントはコチラ
ハッシュタグもありますぞよ。#ff2010

rkazuki at 08:01|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)ON THE JOB ブックマークに追加する

2010年03月14日

日々の備忘録・・・2010年3月7日〜2010年3月13日のつぶやき

「3good」始まる。続きを読む

rkazuki at 01:46|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)DIARY ブックマークに追加する

2010年03月12日

ケーキ屋さんじゃないけど・・・私が作るべき・作りたい「夢ケーキ」は何だ?

今日は、ケーキ屋さんの話。

「アホか」と言われたイベントに家族が涙する理由−一度訪れるとファンになってしまう洋菓子店

長野県の、なんということはない田舎の町で、とてつもないイベントをやっているお店がある。

年に1度の「夢ケーキの日」。
全国の小学生以下の子供に、自分の夢を絵に描いて送ってもらい、送られてきた絵を基にケーキを作って、子供たちに無料でプレゼントするのだそう。2009年はなんと850個も(全部カタチの違うケーキ!)。

なんでこんなことをしているか、とか、そのあたりは是非リンク元をお読みいただくとして、パティシエの方のコメントからビビビと来た部分を勝手ながら引用させていただきたい。
ふだんからスタッフみんなで話し合って、共有している思いがあります。
それは、僕たちはなぜ菓子屋をやっているのか、なんのために技術を身につけるのかということです。

よくスタッフに言っているのは、技術を高めるのはもちろん重要だけど、ここは日々人間的に成長していく場所なんだよ、ということです。

そういう意味じゃ、夢ケーキのイベントを通じて、スタッフはいろいろなことを学ばせてもらっています。「人様のために働きなさい」って口で言うのは簡単ですけど、頭だけでは理解したことにはならない。このイベントをやると、お菓子を作るって、人を喜ばせるってこういうことなんだって、身体で分かってきます。


そしてね、圧巻なのは次なのだ。
一昨年のことでしたが、ケーキの数が増えてきて、夢ケーキを続けるのはもう無理なんじゃないかなと思ったことがあります。

(中略)

夢ケーキの時期はちょうど全国的なお菓子コンクールと重なるので、10日から2週間ぐらい徹夜に近い状態が続くんですね。その時、僕は「本当にこの子たちに負担をかけてるだけなのかなあ」と思って、みんなの前で「数が数だし、全部受けるのはお断りして、数で区切ろうか」って、ぽろっと言ってしまったんです。

そうしたら、うちのスタッフが「なに言ってんですかっ」って顔色を変えて言うんです。スタッフのある女の子が、「私たちが負担に思ってるなんて、そんな風に思われてたことがショックです」って言うんですね。「そんな気持ちでやってんじゃないんです」って言われて、僕は本当に涙が止まりませんでした。


私の場合、勤め先はモノづくりの会社だが、ケーキじゃない。大量生産される規格品で、マスマーケティングされる。
そして田舎の個人商店でもなく、従業員だってずっと多い。

この洋菓子店と、私の今の状況の「違い」をあげたらきりがない。
でも、このお店から学べることは、きっとたくさんある。

私は考えたい。自問自答したい。職場の仲間と話し合いたい。

私たちにとっての「夢ケーキ」はなんだろうか、と。
「負担だろうから、やめてもいいよ」と言われたときに、なに言ってんですかっと言い切れる仕事はあるだろうか、と。

そして、技術を高めて、しかも人間的にも成長する場や、人を喜ばせるってこういうことなんだって身体で分かる体験をデザインしたい。

このところ「思考のネガティブスパイラル」に陥っていたのだが、このケーキ屋さんの記事のおかげで、前向きになれたことに感謝。


rkazuki at 23:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)ON THE JOB ブックマークに追加する

2010年03月07日

日々の備忘録・・・2010年2月28日〜2010年3月6日のつぶやき

いかなご、「6年生を送る会」、そして眠い・・・春です。続きを読む

rkazuki at 17:27|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)DIARY ブックマークに追加する

2010年03月01日

本の著者が読者を助けるとはどういうことか・・・「人を助けるとはどういうことか」

4862760600人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
金井壽宏
英治出版 2009-08-08

by G-Tools


文字通り、人を助ける、支援するという物事の本質を、を丁寧に、かつあくまでも実際の会話・状況をベースにして解き明かしてくれている本。「支援」とは、今の私の役割のほとんどすべてと言っていもいい。仕事でも、現場の能力向上や生産性向上を支援し、家庭でも、子供の学習や自律を支援したい、と思っている。しかも一度触れたいと思っていたシャイン氏の著作、監修は金井壽宏氏。これこそ私が読むべき本、まさに私のための本ではないか。と、意気込んで読み始めたが、読み終わるのにものすご〜く時間を要してしまった。決して難解な本ではないのに。

時間がかかった理由は3つあると思う。

翻訳の問題なのか、日本語がいまひとつしっくりこなかったことが1つ。

読んでいる途中で多大なリフレクションを呼び起こされ、それらを自分で反芻・消化しながらでないと進めない、というのが1つ。

そして、「読み物としてのおもしろさ」が、どうしても感じられなかった、というのが1つ。次に何が書いてあるんだろう? 早く読み進めたい!! という欲求が起きなかったのだ。

・・・と、ここまで書いてきて、正確には、あとの2つは同じ本質に根付いているのかもしれない、と気付く。内省が渦巻いているときにはなかなか次のアクションにはつながらないのは当然だろうから。

そうか。これがシャイン先生流の(著作を通じた読者への1つの)「支援」のありかたなのかもしれない。「人を助けるとはどういうことか」というタイトルに惹かれて本書を手に取った読者にとって、「はい、人を助けるとはこういうことですよ」という回答を与えたり、「読書の喜びや楽しみ」を感じさせることは、決して支援にはならないのだ。

問いかけによって内省を促し、本当はどうしたいのか。どうあるべきだと考えているのか、読者が自分で進むべき道を見つけられるような、プロセス・コンサルティング。

そう、本の著者であるシャイン先生は、読者がいま抱えている問題を知りもしなければ、まして代理で解決してくれるわけでもない。読者の問題は、読者自身の問題であり、読者自身にしか解決できない。おそらくこの本を手に取る読者は、そうした種類の問題を抱えているであろうという賢察をふまえ、「しっかり時間をかけ、内省しながら読む」ための本を届ることで、読者を支援してくれているのだ。

とはいえ、もうちょっと「ズバリ解説」というか、小気味よく簡潔に問題を誰かに整理してほしいというニーズも、正直なところ、ある。それにこたえてくれているのが、監訳の金井先生によるあとがきだ。この本が書かれた背景、シャイン先生の人柄まで含めて、読者の理解を助けてくれている(当たり前だがこの部分は日本語も読みやすい)。

最後に、私が胸に刻んだ「人を助ける」要諦は以下の3つ。
・相手から助けを求められた場合は、相手の「真の課題」をまずは一緒に探究すること(そのために、何か依頼やお願い事項を受けるたときは、必ず理由や目的を教えてもらうこと)。
・こちらから助けを申し出る場合は、問題解決をするのは相手であってこちらではない、ということを肝に銘ずること(そのために、意見ではなく「問い」からスタートすること)。
・いずれにしても(本当にその相手のための支援であっても)助けられる側は、自分を一段低く感じてしまうことを忘れないこと(そのために、私にとっての価値や、役に立ててうれしいという気持ちを伝えること)。

まだまだ不十分だけれど、少しずつブラッシュアップしていきたい。
この気付きを与えてくれた本書に、感謝。

オススメ度:★★★1/2(翻訳文になじめなかったのでちょっと減点)

rkazuki at 23:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)BOOK/MAGAZINE ブックマークに追加する

2010年02月28日

日々の備忘録・・・2010年2月21日〜2010年2月27日のつぶやき

くぎ煮談義。そして「ワークライフハイブリッド」という言葉を思いついた1週間。続きを読む

rkazuki at 11:24|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)DIARY ブックマークに追加する

2010年02月26日

ロングセラーになること請け合い・・・「100かいだてのいえ」

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偕成社 2008-05

by G-Tools


親子ではまっている絵本。

ダメな絵本というのは、ともすれば「子供を子供扱いした」ものになってしまうのだけれど、本作はまったく違う秀作。

甘すぎない。
でもファンタジック。
子供だましでなく、ユーモアがある。
説教臭くもない。
とはいえわかりやすいハッピーエンドでなく、独特の余韻が残る。

そして、すばらしい造形と色彩、アイデアにあふれたディテイル。
大人も、読むたびに新しい発見がある。
なにより、絵本を縦に開いていくというこの発想。

想像すること、創造すること。

自由に、どこまでもどこまでも開かれている。伸びていけるのだなあ。

きっと、ロングセラーになる。
ぜひぜひ、本屋さんで実物をみてみていただきたい本。

オススメ度:★★★★★

rkazuki at 12:19|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)BOOK/MAGAZINE ブックマークに追加する

2010年02月21日

日々の備忘録・・・2010年2月14日〜2010年2月20日のつぶやき

中原先生からRT返信をもらったり、理科の授業に潜入したり、キャラメルボックス観に行ったりの、素敵な1週間なり。続きを読む

rkazuki at 11:12|この記事のURLComments(0)TrackBack(0) ブックマークに追加する
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2009.8 札幌円山動物園にて
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