2007年02月02日

初めの第一歩 ― 「虹の足」

「虹の足」 吉野弘

「行手に榛名山が見えたころ
山路を登るバスの中で見たのだ。虹の足を。
多分あれはバスに中の僕らには見えて
村の人々には見えないのだ
そんなこともあるのだろう
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きていることが― 」

私は、少し前まで、
自分はとても不幸な人間だと思っていました。

(なぜ、そう思うようになったのかは、よく分からないのですが、
周りの友人たちと比べて、我が家が少し貧しかったのが一つの要因であるような気もします。)

「孤独で不幸な人間」を演じて、
自分に酔っている、心の貧しい人間でした。
「不幸」や「孤独」を演出するために、
自分も、他人も傷つけました。

ある朝、何気なく目を落とした、
その先にあったものが、
新聞に掲載されていた「虹の足」だったのです。
何となく気になって、手帳に書き留めたものの、
詩は心をスルリと素通りしていきました。

就職活動を終えて、
初めてこれまでの自分を振り返る余裕ができた時、
「虹の足」がふと心に浮かびました。

そして、自分はたくさんの愛情に恵まれた、
「幸せな人間」であることに気付きました。
私は「虹の足」の下で、生きてきたことを自覚しました。

これから歩む人生の中で、再び「虹の足」を忘れる時もあるでしょう。
その時を支えるために、このブログはあるのかもしれません・・・




rne15c1v at 22:10│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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