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(サマルカンドのグル・エミル廟  荘厳な美しさです。)


 中央アジアのウズベキスタン 旧ソ連邦です。 
 ソ連崩壊後独立し 現在この辺りの国は
 旧共産党書記長による独裁国家になっています。


 サマルカンドに行ったのは2001年9月、 
 未だソ連崩壊の混乱が治まらず、
 国内はマフィアの群雄割拠の時代でした。

 警察もマフィア、 ホテルもマフィア
 お姉さん関係の商売もマフィア。
 お金が集まる利権が絡む処は全てマフィアが絡んでいました。

 国家・政府が最大のマフィアなのです。
 現在のロシアを見ると、今もそうなのかもしれません。


 サマルカンドで泊まったホテルは
 AFROSIAB PALACE HOTEL です。


                  (ウズベキスタンの紙幣)
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 さてさて 『夜の奇麗なお姉さま探訪』 行って参りました。
 ガイドに、出来るかと聞くと、ホテルに呼ぶと言います。

 ホテル じゃつまらない と言うと、何とかすると言います。
 お手並み拝見です。  
 予算は100ドル ガイドチップも含む・・・・・です。


 夕食が終わると、ガイド君がやってきました。
 直ぐ行きましょう。 迎えが来ています。 あちらです。

 ホテルの庭を見ると、奥の樹の下に 1台の ポンコツ セダン 
 その周りに 3〜4人の人影。

 あまり 見ちゃだめです。 と ガイド君が殺気だちます。
 警察もマフィア  ホテルの利権を 狙っているのです。

 樹の下まで行き 挨拶もそこそこに 
 車はホテルのゲートを抜け
 夜のサマルカンド市内にすべり出しました。

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  (市民マーケット近くの遺跡  遺跡の中に町があるのです。)

 前席には 運転する置屋の主人 横にガイド君
 後席には 僕を挟んで 右に ホテルの警備責任者の
 スーパーマリオのそっくりさん。
 左に白系ロシア人のターニャ。

 ルノアールの画 『田舎の踊り』に出てくる
 頬の紅い若い娘に そっくりな ポッチャリ美人です。

 スーパーマリオ君は陽気で口数も多く、
 ターニャは静かな娘でした。


 何をするにも マフィアの力関係を計算し 
 その庇護の下で商売をする。
 それが中央アジア流、生きて行く為の知恵なのです。
 ガイド君は 有能でした!   拍手・・・!


 ポンコツ車は 夜のサマルカンドを疾走し、窓ガラスには
 煌々と明かりを点けて 営業する ケバブ屋の屋台や
 行き交う車のヘッドライト 街を歩くカップルの姿

 身を寄せてくるターニャの体温や 甘い肌の香り
 心音までもが聞こえてくるようでした。

 車は労働者住宅の脇で停まり。
 ちいさなドブを飛び越えて 5階建ての住宅に入りました。
 置屋の主人の案内で電灯の消えた階段を4階まで上がると
 そこにチキンハウスはありました。


 ごく普通の労働者住宅で 粗末な 3LDK です。
 内にはスリップ一枚でタバコを燻らす
 すれっからしの 二人のオバサン。

 何処からか赤ん坊の泣く声が聞こえてきます。
 若いターニャの子供かもしれません。

 何時間でも外で待つよ  お楽しみに と言われても
 待たれていたのじゃ 落ち着きません。

 30分でさっさと済ませ、30ドルのチップを内緒で渡し
 玄関まで送ってくれたターニャに手を振り

 電灯の消えた労働者住宅の階段をカンカンと音をたてて降り
 ドブをまたいで車に乗り込み スーパーマリオ君の冗談と
 笑顔を見ながらサマルカンドの街を ホテルへと返って行きました。


 たった100ドルで大人が 5人関係し ドラマが一つ出来たのです。
 100ドル  恐るべし・・・・!


 あれから 8年近くが過ぎ、 車に同乗した 置屋の主人やガイド君
 ターニャ や 警備主任の 陽気なスーパーマリオ君は
 今でも 無事に生きているのだろうか!

 サマルカンドの 夜の思い出でした。



 目出度し 目出度し     ・・・・    なんでやねん  !


             By    Robert
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(サマルカンド は 遺跡が いっぱい!   オッパイ大好き  なんでやねん)