英語の先生はえらい!〔四天王寺からの大学受験通信〕

日々「体がえらい」四天王寺英語教師のクロニクル【Maintained by Masashi OMUKAI, a teacher of English at Shitennoji High School 管理人 大向雅士】

チームとリーダー

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本当に寒い日が続く。被災地の仮設住宅は大丈夫なのか,心配である。
最近は,職場から帰宅して夕食後の仕事をリビングでしている。自分の
部屋で仕事や勉強をやるよりは,リビングに集まったほうが節電にもな
るし,皆が集まるだけで暖かい。

先日,リビングで仕事をしながらNHKのニュースを見ていて,その後に
「プロフェッショナル仕事の流儀」が始まった。久々に見たのだけれ
ど,やはり,いつものように,主役の方のリーダーシップとその人を取
り巻く人たちのチーム力が描かれていた。

そこで語られたリーダーの言葉は,「上に立つ者に必要なのは,何より
も,他者の痛みに対する配慮である」という風なものであった。もちろ
ん,他者の痛みが完全に分かるというのは,傲慢なスタンスであると思
う。が,部下の痛みに目を向けること,声にならない声を聞き取ろうと
する姿勢がリーダーには必要なのであろう。

そして,チームを構成する人たちは,個々のスキルアップのためにたゆ
まぬ努力を続けながら,チームの皆とコミュニケーションをとりつつ同
じ方向を見て歩むことだと思う。誰もが不完全な存在である。失敗もす
るし,やるべきことを怠ったりすることもある。しかし,チームとして
向かうべき方向性とそれに対する共通のモチベーションがあれば,必
ず,最後には,足並みがそろい,同じ方向を見ながら個々の目標実現へ
力強く歩めるものだと信じている。

職場もそうあってほしい。そして何よりも, 僕の人生の現場である生
徒と向き合う場,クラスやコースがそうあってほしい。このブログでも
繰り返し述べてきたが,勉強はチームプレイである。もちろん,個別に
学習やトレーニングに励む時間がないと話にならないが,その上で,苦
労をともにする友達と励まし合いながらギリギリのところでroutineを
頑張る。担当する教師はリーダーとして,自らのスキルアップに励みな
がらも,きちんと自分のチームのみんなに目を向け,声にならない声も
聞き取るようにする。

生徒の痛みをわかったような気になってはいけない。が,きちんと語り
合い,生徒たちを支援するアクションを起こし,同時に年長者として,
未熟な彼女たちには見えない未来への道筋を示さなければならない。そ
して,皆が成熟した大人へと少しずつ歩み続ける。

個々の確かな未来に向けて,チームとして着実に歩み続けるのが学校の
現場であると信じている。そのためにも,自分自身のたゆまぬ努力が何
よりも必要であると感じる。睡眠時間が少々少ないくらいで,へこたれ
ない。50代の僕ではあるが,残された人生をまだまだ力の限り頑張ろ
うと思っている。

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社会のアップデートとは…

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僕は数台のノートパソコンを使っている。1台だけWindows XPだが,そ
れ以外はすべてWindows 7の64ビット版だ。かなり快適に仕事もネットも
こなしている。大昔はマイクロソフト嫌いだったし(→いまだに一太郎も
使っているし,IBMのOS2を使ったこともある),美大デザイン系の長女を
見ているとジョブズさんの世界に入りたい気もするが,Officeを使えな
いと職場で協調性を欠くことになる。

が,ハード(CPUなど)がシステム(Windows)に追いつき,デザイン設計も
アップル社ほどではないがだいぶまともになった。というか,デザイン
設計の面ではシステム依存度が減り,グーグルなどがシステムに依存し
ない仕方で心地よいインターフェースを提供してくれる。

テクノロジーの進歩と共にネットによる繋がりが,複雑性・多様性を縮
減して新しいタイプの環境を可能にしてくれるように思う。この新しい
環境は一元化という仕方ではなく,価値観やライフスタイルは多様で皆
が分散したままに繋がりを創り,大きなもの,つまりシステム(社会で言
えば,国家やイデオロギーかな…)に依存しない仕方で個々が存在するこ
とを可能にしてくれる。

いきなり,アキバ系(関西人はニホンバシ系)のような記述になったけれ
ども,年末から東浩紀さんの『一般意志2.0』や鶴田さんの
prayforjapan.jpに接し,元日にはNHKの「ニッポンのジレンマ」を見て
いて,テクノロジーのアップデートと社会のアップデートの類似性を感
じたのであった。

「ニッポンのジレンマ」の内容に関しては,このブログの著者の方の要
約が素晴らしので,少し引用しておく。


・日本の社会システム(OS)は、経済成長を前提とする戦後復興当時に
できたもの。本来なら、高度成長時代や冷戦終結の頃にアップデートす
べきはずだったものが、未だ対症療法を繰り返しながら使われ続けてい
る。年金や少子高齢化、雇用問題をはじめ、現在起きている主要な問題
は全てそれを起因としている。さっさと現実に見合ったシステムに作り
なおすべき。
・そもそも人々のライフスタイルは多様化し、世界は複雑になってい
る。もはや社会全体で共有する正しさや価値観など存在しえない。また
経済成長を引き起こすイノベーションは民間の力で勝手に起こるもの
で、国が見出せるものじゃない。むしろ国家は民間(市場)の邪魔をし
ないことが重要であり、治安維持や社会保障といった最低限の役割を国
家は果たすに留まるべき。(小さな政府論)
・国や自治体の政策決定において、自分たちの声が届かないという事が
基本的な不満に繋がっている。当事者や場に参加していない専門家はも
ちろん、非専門家・非当事者たちについても同じ社会に生きる「遠い当
事者」の声として可視化する仕組みが必要になってきている。


元日の昼間に親戚の新年会があった。ツイッターでも呟いたが,高大と
バリバリ国際科出身で商社で働いている姪が,経済成長とグローバリズ
ムに毒され「ユニクロでは国際戦略で…」とか,「日本人はディベート
ができなくて正しい答えを出せない」と語っていた。僕は「高校生でも
ディベートで正しい答えが導き出せるという稚拙な思考法が,現代アメ
リカの病の要因で,サンデルさんの『正義論』がもてはやされる訳」で
あると話したが,まったく理解できない様子であった。その夜に,宇野
さん
猪子さんを含む若い論者たちが,上記の要約のような議論をして
いるのを見て,僕は,かなりホッとした。

昨夜バーで話し合った高校時代の友達は,ゼネコンの設計部にいるバリ
バリの企業人だが,僕と意見がほぼ一致した。というか,考え方や性格
が似ているから無二の親友なんだろうが,金融系や商社系で働いている
同窓生とは全く意見が合わないこととは対照的である。

気がついたことは,商品や株などを動かして利益を生じさせている人た
ちは,経済成長やグローバリズムからは逃れられないかもしれないとい
うこと…。製造業が衰退して金融業が異常に発展したアメリカの窮地を
見ていても,このことは明白である。

昨夜の彼はモノを創っている。鉄もコンクリートも地球から授かり,建
物を設計・建築している。やはり,これからはモノを創る側の人たち
が,限りある地球環境のことをしっかりと視野に入れながら,活躍する
時代になってほしいと思う。彼はネットにはあまりコミットしていなか
ったけれど,モノを創る人たちが,ネットやテクノロジーを良き面で活
用して,現にある社会システムをうまくアップデートして「民主主義
2.0」のようなものが構築されたらいいのになあと,心底願っている。

昨夜は,最後には「これからは農業が大事だね!」と親友と語り合いな
がら,「いろいろ野菜のオーブン焼き」の美味しさを味わいながら僕は
「いろいろカクテル」を飲み続けていた(→友達は飲めないのにダイニン
グバーに行ったのでした(笑))。

ということで,表題の「社会のアップデートとは…」。ゼロ年代が終わ
り,いよいよ十年代の直中へと進む2012年がどのような年になるのか?
僕としては,未来を築いていく我が生徒たちにしっかりと勉強させなが
ら,この記事にあるような考えも語っていきたいと思っている。

さて,仕事だ!まずは原稿修正などを…。

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新しい年に…

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今年は,少しでも良き年になることを心の底から願っています。自分の
足下の少しでも前を見ながら,ささやかな一歩を日々踏み出していきた
いと思います,もちろん,皆さんと一緒に…。

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この1年を振り返ると…

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やはり,3.11しかないように思う。年末の特番も,この検証番組が多
い。辛すぎて,見ていられない。そして,僕たち人間の傲慢や軽薄を思
い知らされる。

そうさ!科学だ!みんなが飛びついたぜ。体のため,魂のために,…
科学,これこそが新興の貴族だ!進歩だ。世界は前進する。

と,ランボーが記した「科学」と自然が,3.11を引き起こしたのだ。こ
うしてブログの記事をパソコンに向かって打っている僕自身,まったく
「科学」からは逃れられない。スマートフォンもタブレットも使ってい
る。が,この「科学」は,東浩紀さんが言うように,新しい「民主主義
2.0」をもたらすかもしれない。選挙に勝っただけで民意を得たと宣って
いる当選者の姿を見ていると,この間接民主制の限界も感じるし,新し
い情報科学の可能性を信じて現状を打破したい。若い鶴田さんが3.11直
後に成し遂げたことにも希望を感じる。

21世紀も「ゼロ年代」が終わり「十年代」に突入した。その入り口で起
こってしまったあまりにも惨憺たる出来事に向き合って,僕たちは自ら
の知性の不完全さをしっかりと見据え,不完全な自分たちの中にある良
き魂を呼び起こして,もう手放すことが出来ない「科学」も含めて,自
分たちがこれから歩むべき方向を真摯に考え選んでいかなければならな
いと思う。そのことだけが,僕たちを未来へと繋いでいくのだろう。

具体的に…。まずは,3.11のことを忘れてはならないのだと思う。『共
生きの集い』も,一度だけで終わらせてはならないと思っている。僕た
ちは,何よりも学校という現場で未来を担う若者たちと向き合ってい
る。知性の不完全さを知るためにも,物事を深く考えられるようになる
ためにも,しっかりと学ばなければならない。そして,3.11をしっかり
と引き受けながら,彼女たちの悲しみや喜びも共有しながら,若い人た
ちを未来へと送り出し,僕自身に残された時間を精一杯生きなければな
らないのだと思う。

2011年の最後の日に,こんな風に考えた。

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やっぱり素晴らしい…!

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今日は久々の休日,昼間は日当たりのよい南向きのリビングでパソコン
に向かって原稿を考えていた。少し休憩して,ネットでいつものサイト
を巡回していると,鶴田さんのこの記事に生徒のコメントを見つけた。

嬉しくって,すぐにツイートしたのだけれど,夕方になった今,鶴田さ
んのブログの更新を確認した。「良い話し手になるための6つのエッセ
ンス」
という記事,やっぱり彼は素晴らしいということを再確認した。
『共生きの集い』に関しても言及してくださっている。

生徒がコメントした上記の記事を読んで,僕は鶴田さんに講演をお願い
しても大丈夫だということを確信した。そして今また,今日更新された
プレゼンに関する記事を読んで,本当に講演をお願いして良かったと思
っている。それどころか,授業だってプレゼンだ!僕自身も彼から学ば
なければならないということを痛感した。

今年の授業は昨日完了した。明日の土曜日は終日コーラス部の引率,月
曜日は仕事に出て残務処理をしようと思っている。27日〜28日は久
々に長女がいる京都に泊まりがけで遊びに行く。長女が美大の大学院に
通うのもあと1年,彼女のおかげで大学時代を京都で過ごした僕は,懐
かしい京都を楽しむことができた。27日は彼女の住まい近くの和食屋
で夕食,夜はひとりで恵文社にふらっと寄ろうかなと思っている。28
日昼間は嵐山の料理旅館で昼食,そこは温泉にも入れるらしい。

今年も残り少なくなってきた。さて,来年はどんな年になるであろう
か?

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