2018年06月17日

キング・クリムゾン 夏巡業 セットリスト判明 Part 4降臨

6月14日にサッカーのワールドカップが開幕しました。日本代表はグループリーグでポーランドと対戦します。それに合わせるかのように、キング・クリムゾンの夏巡業が6月12日にポーランドで開幕しました。

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これまでの4日分のセットリストが判明しました。
もちろん、日替わりセットリストです。

【4日間ともに演奏】
Cirkus
Discipline
Islands
Larks' Tongues in Aspic (Part IV)
Level Five
Lizard
Meltdown
Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind)
Radical Action II
Starless
The Court of the Crimson King

Dicsiplineが固定セトリ入りするとは意外。1990年のダブルトリオ時代でもトレイとパットが暇そうだったのに、8人もいてどうするんでしょうか? 大胆なアレンジがなされて再解釈されている?
でもしょせんはDicsipline。こんな曲に時間をとるくらいなら別の70年代曲をやってほしいです。来日公演では外しましょう。




Lark's 4がいよいよ登場。ヌーヴォーメタル時代の佳作でアルバム「コンストラクション・オブ・ライト」をリアルタイムで聴いたとき、「このサウンドを待っていたんだ!」と喜んだことを覚えています。
トリプルドラムが壮絶に炸裂するアレンジに進化しているでしょう。メルの管楽器とビルのキーボードで厚みが加わるはず。聴くのが楽しみ!




今回の記事を考えていてふと思ったのが、Livel Five。ずっと「なんでFiveというタイトルをつけたのかな?」と思っていたのですが、もしかしらた「Larks part 5と命名されるはずだったが、完成度にロバートが納得がいかず、Lで始まるタイトルにはしたが、Larks一門としては認めなかった」ということ? それともあまりにも出来が良すぎて、Larks兄弟とは別の人格としたか?




【3日間で演奏】
Breathless
Indiscipline
Moonchild
Suitable Grounds for the Blues
21st Century Schizoid Man

Breathlessはロバートの初ソロアルバム「エクスポージャー」の収録曲。私はこのアルバムを聴いたことがないので存在を知りませんでした。今回YouTubeで初聴きしてRed的なクリムゾンっぽさに驚き。

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このアルバムでロバートはトニーと初共演したそうです。
YouTubeに載っていたスティックメン(トニーとパットがいる)の演奏を貼っておきました。オリジナルよりこっちの方がインパクト強いです。3人とは思えない音の厚さです。




Moonchildは来日公演で聴きたいですね。

【2日間で演奏】
Cadence and Cascade
Drumsons of Measured Fury
Epitaph
Fracture
Hell Hounds of Krim
Larks' Tongues in Aspic, Part One
Larks' Tongues in Aspic, Part Two
Neurotica
Pictures of a City

全クリムゾンファンが「生で聴きたい!」と願っているFractureが日替わりメニュー扱いになっているのは一大事です。演奏が難しすぎて、毎日やるのがしんどいのか?
来日公演でどうしても聴きたい方は複数の日程を抑えておくほうがいいでしょう。私は東京公演3つ抑えているので多分聴ける(頼みます。ロバート様)。

【1日のみ演奏】
Banshee Legs Bell Hassle
Drumson Werning
One More Red Nightmare
Red

One Moreは来日公演で聴けたら嬉しいですね。宝くじの気持ちで待ってみよう。


夏巡業は7/28で終わり、秋のヨーロッパ巡業が10/29〜11/17、そして待望の日本巡業が11/27から始まります。8〜10月にリハーサルを重ねてセトリが変わるかもしれません。
何を聴けるのかワクワクが止まりません。



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rock70s at 09:41|PermalinkComments(2) キング・クリムゾン 

2018年06月14日

XTC ひねくれポップ サウンドの魅力を人生初で知る

XTC。
ずっと前から存在は知っていましたが、「C」で終わる「10CC」や、アルファベット3文字のR.E.Mとしょっちゅう混同していて、結局聞かずじまいでいました。

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その状況が変わったのが、2014年。かのスティーヴン・ウィルソンの手による5.1chサラウンドミックスを収録したアルバム「ドラム・アンド・ワイヤーズDrum and Wires」のDVD audio/Blu-rayが発売されたのです。

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当時、スティーヴンはイエスやキング・クリムゾンの5.1chを手掛けていたので、「しまった。XTCはプログレだったんだ! 長年聴きそびれていたのは一大事!」と焦りました。
しかし、アマゾンで検索してみても、ググってみてもXTCがプログレとの記載はなく、ひねくれたポップをやるバンドとして記事があるくらい。
「いやいや、スティーヴンが手掛けるくらいだから、単なるポップグループであるはずはない」と思い、Apple Musicで聴いてみましたが、プログレ度はゼロ。




「しかし、SWは自分の好きなバンドしかリミックスを手掛けないはず。その魅力を理解できないというのはSWファンとしてあるまじきことだ」と思い、SWがリミックスしたアルバムを中心にApple Musicを駆使して聴いていきました。

でも「ピンとこない」。でも「もっと聴きこむべし。来日するSWに顔向けできない」。
この繰り返しが何回か続いた後、突如、「おお、実はすごいことやっているかも」と気づきました。

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それは4作目の「ブラック・シー」。それまで歌メロディにばかり耳が向いていたのに、その日はバッキング演奏に耳が向いたのです。







いろんなサウンド、裏メロのてんこ盛り。その観点から聴いていくと、XTCの面白さがわかってきました。
こうなると、きちんと彼らの歴史を把握してからアルバムを聴いていきたいという気持ちが高まり、英語版Wikiで作品が作成された背景を調べながら聴いていきました。そうすると興味深いことがわかってきました。

- 創設メンバーでピロピロっとしたオルガンを弾いていたバリー・アンドリュースが主導権争いに負けて2枚目で脱退。その後、ロバート・フリップが主催するリーグ・オブ・ジェントルメンに加入

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(一番右がバリー)

- 3枚目でのプロデューサーはスティーヴ・リリーホワイト、エンジニアはヒュー・パジャム。かのピーター・ガブリエルのサードを傑作に作り上げた二人。なんと同時期に同じスタジオでレコーディングしていて、XTCのグレゴリーはI Don't RememberとFamily Snapshotでギターを弾いていた。

私が尊敬しているプログレ神たちとXTCがつながっていたとは驚き。

- ギター&ボーカルのアンディ・パトリッジは5作目後のツアーの際にステージ恐怖症になり、コンサート活動を中止。その後のアルバムではスタジオレコーディングが活動の場。ライヴ演奏前提ではないので、アレンジがコテコテになった

理由は違うもののライヴ活動をやめてスタジオでコテコテサウンドを作っていたことはビートルズに通じます。

これがわかってから聴くと、サウンドが変化していった背景がよくわかります。
「ドラム・アンド・ワイヤーズ」ではメンバー交代でツインギター体制になり、ドラムサウンドにこだわりがあるスティーヴとヒューがサウンド作りをしたので一気にロック色が強まった。
ライヴ恐怖症になって「スタジオ勝負でやっていく」と決めた最初のアルバム「ママー」ではギターサウンドは影を潜め、キラキラシンセポップやストリングやアコギ弾き語り風など色々なサウンドを導入。




セールスが落ちて「イギリス風のサウンドが悪いんじゃー」とレコード会社に言われて、アメリカ人のトッド・ラングレンにプロデュースを頼み、極上ポップ作「スカイラーキング」を製作。
彼らの魅力のひねくれさや勢いは少ないですが、とても聴きやすいアルバムです。




こんな変化を当時10代のスティーヴィンは夢中になって聴いて育ったのでしょう。大人になって、自分の好きだったバンドのサウンドを風化させずに世に知らしめるためにリミックスを手がけた。
そんなところでしょうね。

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そのお陰で私はいいバンドに出会うことができました。感謝。

ということで、「輝ける70年代洋楽ロック&ポップ サウンド&ビジョン購入ガイド」にXTCのページを追加しました。どうぞご覧ください。









 

rock70s at 23:34|PermalinkComments(2)
リリース情報
2017年
【5月26日】
ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年記念

【6月2日】
ロジャー・ウォーターズ新作「 イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」

【6月16日】
チープ・トリック新作「ウィア・オール・オーライト」

【7月21日】
マリリオン「Misplaced Childhood」 スティーヴン・ウィルソンによるリミックス(5.1chあり)

【8月18日】
スティーヴン・ウィルソン新作「To The Bone」

管理人のオリジナル小説