2018年04月15日

スティーヴン・ウィルソン 念願の来日コンサート決定 感涙…

やっと、やっと、やっと、長年に待ち焦がれていたスティーヴン・ウィルソンの来日コンサートが発表されました。

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11月5日(月)と11月6日(火)にEX シアター六本木で開催されます。

彼が前回日本でコンサートやったのは、2006年11月のポーキュパイン・ツリーでの東京&大阪&名古屋公演。私は大阪公演に行きました。
今では、スティーヴンはキング・クリムゾンやイエスなどのプログレ大御所のアルバムのリミックスをやったことで名をあげ、プログレ界で知らない人はまずいないという地位を確保しています。しかし、2006年当時は3月に8作目の「デッドウイング」が「ポーキュパイン・ツリー、日本初上陸」という触れ込みで日本のレコード会社からが発売されたばかりの状態。

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私はたまたま立ち寄ったタワーレコードでジャケットに惹かれて試聴してみて、「こりゃいいぞ!」と思ってファンになりましたが、プログレファンの多くはPTの存在に気づいていなかったと思います。そのため、大阪公演では収容人数1200人の会場で、500人もいたかどうか(200人説もあり)というガラガラの状態でした。
「こりゃ、次の来日公演があるか不安」と思い、布教活動の必要性を感じてこのブログでもPTのアルバムを紹介していきました。
しかし、傑作アルバム「フィアー・オブ・ア・ブランク・プラネット(2007年)」では来日なく、続く「ジ・インシデント(2009年)」の際にはインタビューで「来日の可能性はある」みたいなことを言っていましたが結局ナシ。

「知名度的に、仕方ないか…」と諦めモードに入りましたが、ソロ活動のコンサートBlu-ray「ゲット・オール・ユー・ディザーヴ」を見て、「生を体験したい!!!」という気持ちが高ぶりました。
この映像を見て興奮しないはずがない!




このLuminolが収録されたアルバム「レイブンは歌わない(2013年)」はプログレの超傑作と呼べるアルバムで、こんな曲も収録されていました。




「海外のファンはこれを見れるのに、うちらは見れないなんて悔しい!!」という気持ちになり、スティーヴンが新しいツアーをFacebookで投稿するたびに、「是非とも日本にも!」と書き込みましたが願い叶わず。
噂では、ディスクユニオンで買い物するためにしょっちゅう来日はしているとのことでしたが、雑誌で「プロモーターからお呼びがかかったら来日公演するが、なかなかオファーがない」みたいなことを言っていたインタビュー記事を見て、がっかりしました。

ショックだったのは2016年10〜11月。
ニュージーランド→オーストラリアでコンサートをやった後、台湾でコンサートやったのです。そのことを知ったのはコンサートをやった当日。「もっと早く知っていれば台湾に飛んでいたのに!」と悔しさがこみ上げてくるとともに、「台湾のプロモーターが彼を呼べるのに、日本のプロモーターはいったい何をやっているんだ!」とイライラ感がこみ上げてきました。

そして、それから2年。ようやく来日公演が実現することになりました。
最近のセットリストは以下のとおり。

Nowhere Now (To The Bone)
Pariah (To The Bone)
Home Invasion (Hand Cannot Erase)
Regret #9 (Hand Cannot Erase)
The Creator Has a Mastertape (PT: In Absentia)
Refuge (To The Bone)
People Who Eat Darkness (To The Bone)
Ancestral (Hand Cannot Erase)
Arriving Somewhere but Not Here (PT: Deadwing)
Permanating (To The Bone)
Song of I (To The Bone)
Lazarus (PT: Deadwing)
Detonation (To The Bone)
The Same Asylum as Before (To The Bone)
Song of Unborn (To The Bone)
Vermillioncore (4 1/2)
Sleep Together (PT: Fear of a Blank Planet)
Even Less (PT: Stupid Dream)
The Sound of Muzak (PT: In Absentia)
The Raven That Refused to Sing (The Raven That Refused to Sing)

最新作「トゥー・ザ・ボーン」からの曲を中心に、PTの曲も織り交ぜられていて多種多様な曲が楽しめそうです。

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EX シアター六本木の収容人数は920席。満員御礼状態にして次回以降のツアーに日本が必ず組み込まれるようにしましょう!









 

rock70s at 12:07|PermalinkComments(0) スティーブン・ウィルソン 

2018年04月08日

スティーヴ・ハケット 超濃厚ジェネシス世界降臨

昨日、クラブ・チッタであったスティーヴ・ハケットのコンサートに行ってきました。
満腹状態になったうえにさらに詰め込まれるという超濃厚なスティーヴ世界&ジェネシス世界に浸れました。

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オープニングは、Please Don't Touch。彼のギターが冴えわたる、起伏の激しいいきなりのプログレ世界に引き込まれました。今年はアルバム「プリーズ・ドント・タッチ」のリリース40周年記念になるとのことで一発目に持ってきたそうです。この曲はのちにGTRのアルバムでHackett to Bitsという曲でアレンジされて収録されているので、今回のコンサートのタイトルにある「...&GTR」にも通じます。
続いてはEvery Dayを演奏。この曲では、このバンドの最大の魅力が発現されました。スティーヴのリードボーカルに加え、管楽器&キーボードのロブ・タウンゼンド、ドラムのゲイリー・オトゥールのハーモニーが冴えていました。コーラスワークの美しさに惚れ惚れしました。

続いては、最新作「ナイト・サイレン」から3曲演奏。これらの曲は超濃厚なシンフォニックプログレで演奏に圧倒されました。今回ベースを担当している、シンフォプログレ界の騎士ヨナス・レインゴールドもバッキングボーカルに加わり、さらに厚みのあるコーラスに痺れました。




そして、「スティーヴ・ハウと一緒に組んだGTRからの曲をやるよ」というスティーヴのMCの間に彼の後方にマイクがセットされました。「いよいよナッド・シルヴァンが満を持して登場か」と思いきや、演奏が始まっても、イントロが終わりそうになっても登場せず。「おいおい、まさかインストアレンジか?」と思ったら、スティーヴが歌い始めてビックリ。難なくこなしていた事に驚いていたら、途中からナッドが悠然とした歩みで登場し、ハイトーンのハモリから合流しました。




その後、ナッドはIcarus Ascendingを歌って降壇。続けてShadow of the Hierophantの後半パートの演奏が始まりました。この曲は2016年のコンサートで「スティーヴのソロの部」を締めくくったので、「これが終わったら休憩が入り、ジェネシス部か」と思っていたら、曲の終了後ナッドが再び登場。「おやおや、今回はまだソロ曲をやるのか?」と思った瞬間、ナッドが「Can you tell me my...」と歌いだしました。休憩なしでジェネシス世界に突入でした。

Dancing With the Moonlit Knightはジェネシス曲のなかでスティーヴのお気に入りとのことで、続けて「これも好きなんだよね」というOne for the Vineを演奏。ナッドの声がフィルにそっくりなのには驚きました。フィルのボーカルと言えば、プログレらしからぬ上半身裸姿が頭をよぎりますが、プログレにはナッドのような華麗さが合います。

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意外だったのが次の曲、Inside and Out。EPとして発売されてアルバムには未収録の曲です。私はジェネシスの海賊版ライブ音源で聴いたことがありましたが、けっこう知らないかたが多かったと思います。これを演奏するとはよほどスティーヴのお気に入りなのでしょう。
あまり聴き込んでおらず、曲が終わるタイミングを把握していなかったので、終わった時、「おっ」と声が出てしまいました。隣の人も同じように「おっ」と言っていたのには笑いました。




その後、The Fountain of Salmacis、Firth of Fifth、The Musical Boxとピーター時代のドラマチックなプログレ大作を連発。オリジナル通りのアレンジに加えてロブが奏でるサックスが厚みを与え、迫力が大幅アップしていました。
「もうお腹いっぱいです」となったところで、スティーヴがアコギを担ぎました。「息抜き程度に短いアコギ曲でもやるのか?」と思ったら、ナッドが「Walking across...」と歌い始め。Supper's Readyの始まりでした。約20分の起承転結が激しい至福の時を過ごすことができました。
アンコールは、Los Endos。オリジナルのパートに加えいろんなフレーズが演奏されましたが識別不能。とにかく分厚くて迫力ある演奏に圧倒されました。

2016年の時には、Can UtilityやGet Them Outといった変化球的セトリでしたが、今回は直球勝負。「これ以上何を望むべきか?」というくらい。
キーボードのロジャー・キングの真面目一徹さは、トニー・バンクスを、ゲイリーの歌って叩ける姿はフィルを、曲によってリッケンバッカーのベースやダブルネックのベースを使い分けるヨナスの姿はマイク・ラザフォードを彷彿とさせられました。プログレ5大陸バンドの中で、私は唯一ジェネシスだけは生で見たことがありませんが、「もう、これで十分です!」と言った感動を与えてくれました。

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スティーヴには長生きしていただいて、永遠にこの素晴らしい世界を味あわせてもらいたいです。



 

rock70s at 14:47|PermalinkComments(0) ジェネシス 
リリース情報
2017年
【5月26日】
ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年記念

【6月2日】
ロジャー・ウォーターズ新作「 イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」

【6月16日】
チープ・トリック新作「ウィア・オール・オーライト」

【7月21日】
マリリオン「Misplaced Childhood」 スティーヴン・ウィルソンによるリミックス(5.1chあり)

【8月18日】
スティーヴン・ウィルソン新作「To The Bone」

管理人のオリジナル小説