2018年07月06日

いよいよプログレ最難関 マグマに挑戦

フランスのプログレバンド、マグマ。

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存在は、かれこれ20年くらい前にプログレ名盤紹介本を読んで知っていました。特に1973年に発売されたMekanik Destruktiw Kommandoh (M.D.K) は評価が高く気になっていました。しかし、「独自に生み出した言語、コバイア語で歌っている」「地響きが鳴るベース」という表現にたじろぎ、「音のバランスを無視してベースがズンズンと目立って鳴り、ボーカルは念仏のようにうなっている、騒音レベルの超難解なのではないか」と想像し、「シンフォ系プログレが好きな自分にはきっと合わない。CDを買ったら損する」という気持ちから聴き出せませんでした。

Apple musicを使うようになって、M.D.K.があるのを見つけましたが制限がかかっていて1曲のみしか聴けず、それを聴いても「なんのこっちゃ?」状態で良さを感じず、敬遠状態は続きました。
しかし、長年同じように敬遠してきたゴングを最近聴いて良さを感じたことで、心のハードルが下がり、マグマに再チャレンジする気持ちになりました。

Apple music でまず聴いたのは1975年のパリ公演を収録した「ライヴ」。
アマゾンでの高評価に惹かれました。

Live Hhai
Magma
Seventh Records
2013-01-07



意外や意外、わかりやすいジャズロックで苦もなくサウンドの魅力を感じました。ブイブイと鳴るベース、派手さはないがキチッと空間を作るエレピ、そして特に惹かれたのがバイオリンのプレイ。
プログレでのバイオリンと言えば、デヴィッド・クロス、 エディ・ジョブソンですが、彼らに匹敵、いや凌駕する好演奏だと感じました。
けっこう聴きやすかったので「マグマ、恐れるに足らず」という気持ちの余裕が生まれました。

M.D.K.に挑戦する気持ちが芽生えたので、CDを買う前にググってみたら、さらに興味を惹かれる情報が出てきました。
M.D.K.は、Theusz Hamtaahk(コバイア語。トゥーザムタークと読むらしい)三部作の最終作にあたるというもの。「三部作」という表現にはビビビッと来て、「全部通して聴いてみたい。どうせなら、第一部、第二部を聴いてからM.D.K.を聴こう」と思いました。
第一部はTheusz Hamtaahkで、1970年代中盤のライヴでは演奏されていて1974年のBBCセッションでレコーディングされたものの、公式盤としては1980年のコンサートを収録したライヴ盤Retrospektiẁ (Parts I+II) まで発売されませんでした。Retrospektiẁ IIIはApple musicにあるものの、Parts I+IIはなし。

Retrospektiw I - II
Magma
Seventh Records
2013-01-07



第二部はバンドリーダーのクリスチャン・ヴェンダーのソロ名義で発売されたẀurdah Itah。マグマの主要メンバーも参加したので実質マグマのアルバムです。このアルバムもApple musicにはなし。

Wurdah Itah
Magma
Seventh Records
2013-01-07



「第一部、第二部を飛ばして、第三部を聴くことになるのか…」と落胆しながらApple musicをあさっていたら、いいのが見つかりました。それは2000年にこの三部作を演奏したコンサートを収録したTheusz Hamtaahk - Trilogie au Trianon。CD3枚組で、これがあればすべてが聴けるはずでしたが、Apple musicにはTheusz Hamtaahk、Ẁurdah Itahの分はあるものの、M.D.K.を収録したCD3の分はありませんでした。

Theusz Hamtaahk Trilogie
Magma
Seventh
2005-09-12



これを聴いて「???」。「ライヴ」の軽快なジャズロックとは全く違い、私を魅了したバイオリンは入っておらず、合唱主体のサウンド。プログレロックならぬ、プログレオペラ+プログレ合唱という感じ。

 


「果たして、M.D.K.の世界を理解できるのか?」という不安がよぎったものの、ここまで来て引き下がるわけにはいきません。
思い切ってM.D.K.を買いました。

M.D.K.
Magma
Seventh Records
2018-06-08



こちらもプログレオペラ+プログレ合唱。




良さを理解するには時間がかかりそうですが、以前想像していたような「騒音レベルの難解モノ」ではないので、聴き込んでいく意欲は湧きます。
修行します。


 

rock70s at 08:31|PermalinkComments(0) プログレ 

2018年06月28日

ビリー・ジョエル 全盛期ライヴ音源を聴く

ビリー・ジョエル。中1くらいでソニーのテレビCMでStrangerをリアルタイムで聴いて以来、大好きなアーチストです。

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最初にコンサートに行ったのは大学2年の時、イノセント・マンのツアーでした。長崎から特急電車に2時間揺られて福岡まで行ったかいがある素晴らしいコンサートでした。
それ以来、彼のコンサートには来日の都度行き、ほぼ皆勤賞状態でした。

「彼の魅力はコンサートにある」のは間違いないなく、それを記録した音源、画像は複数発売されています。
いま公式発売されているのは

1972年、ピアノマンの発売前にやったラジオ番組用のスタジオライヴ(ピアノマン40周年記念盤に収録)
1977年、ストレンジャーの発売前にやったコンサート(ストレンジャー30周年記念盤に収録)
1980年、当時の最強メンバーで、ストレンジャー以前の名曲を演奏したもの(ソングス・イン・ジ・アティック)
1987年、ザ・ブリッジ発売後のソ連公演(マター・オブ・トラスト)




1990年、ストーム・フロント発売後のヤンキースタジアム公演(同名のDVD)



1993年、リバー・オブ・ドリームス発売後のドイツ公演(ボックスセット「マイ・ライヴス」にDVD収録)
1999年、ミレニアムコンサート
2006年、マジソンスクエアガーデン公演
2008年、シェアスタジアム公演

私は全部持っていますが、満足できていません。
後半のコンサートは、大物ミュージシャンの余裕たっぷりで緊張感に欠ける気がするのです。
「これから俺はビッグになっていくんだ!」という気合いに満ちた音源を聴きたいと思い、ストレンジャーや52番街あたりの音源がブートでないか探しました。
そこで発見したのがこれ

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グラスハウス発売後の1981年のニューヨーク公演を収録したCDです。「サウンドボード音源」「文句なしの極上音質」だと聞いて「これでしょ」と思い注文しました。
You May Be Rightで始まり、My Lifeになだれ込んで、Honestyでじわっとくるという絶妙のオープニング。中盤にはStrangerとStilletが構え、ラストはBig Shot、Still Rock、Italian Restaurantの連続パンチで終了。
曲間で客と会話している雰囲気から考え、大きな会場ではなくこじんまりとしたライヴハウスでやっている感があります。
My Lifeの途中で「馬鹿やろー」と言ったのには驚きました。直前の日本公演で覚えたのかな?
ノイズ、音割れ、音のザラつき感があり、公式に比べると「極上の音質」とは言いがたいものの音のバランス、分離がよく、私が求めていたビリーのギラギラが感じられ納得できました。

これと並行して買ったのが、ナイロンカーテン発売後の1982年のニューヨーク公演。

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このCDはかなり前からアマゾンで売られていましたが、レビューで音質イマイチとの評価があったので手を出せませんでした。しかし、「ブートを買うのなら、これを買わない理由はない」という気持ちになりました。
Allentownでスタートし、Souvenir で終わる全16曲。ストレンジャー〜ナイロンカーテンの美味しい曲を収録。音質はそんなに悪くなく、十分に満足できました。
このコンサート映像は、昔、テレビ放送されたことがあり、VHSが公式発売されていました。音源の出所はしっかりしているから、心配するまでもなかったです。






これらの2枚はそこそこよかったものの、私としては52番街発売後のツアー音源が聴きたいです。
探し続けます。どなたかおススメがあったら教えてください。

さてビリーはいまツアーはやめていて、月1回のニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンでのコンサートが主な活動になっています。
しかし、6/16にはイギリスのマンチェスター、6/30にはドイツのハンブルグでの公演があったので、アメリカ外でコンサートをしない訳ではなさそう。日本のファンが熱望すれば1夜限りの日本公演をやるかも。希望を捨てずに吉報を待ちましょう。

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rock70s at 09:11|PermalinkComments(0) ビリー・ジョエル 
リリース情報
2017年
【5月26日】
ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年記念

【6月2日】
ロジャー・ウォーターズ新作「 イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」

【6月16日】
チープ・トリック新作「ウィア・オール・オーライト」

【7月21日】
マリリオン「Misplaced Childhood」 スティーヴン・ウィルソンによるリミックス(5.1chあり)

【8月18日】
スティーヴン・ウィルソン新作「To The Bone」

管理人のオリジナル小説