2017年08月15日

ピンク・フロイド 神秘 ジャケットに隠されていた秘密

私がピンク・フロイドに出会ったのは1979年のザ・ウォールのリリース時。それに衝撃を受けて、その後、ドドドンと連発してアルバムを買っていきました。
「神秘」は1980年のけっこう早い時期に買ったと思います。それから37年経ち、今の今まで知らなかった事実を知りました。

「神秘」のジャケットはヒプノシスがデザインしたもので、いろいろな画像のコラージュになっています。

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彼らのアルバムの解説本にも、ヒプノシスの創設者ストーム・ソーガソンの手によるジャケット解説本にも何をコラージュしたかは特に書いてなかったので、てっきりヒプノシスのオリジナルのイラストをテキトーにコラージュしたものだと思っていました。
しかし、つい最近、「ドクター・ストレンジが使われている」という記事を見かけたのです。ドクター・ストレンジと言えばこれ。

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アメコミのキャラクターで今年1月に映画が公開され、最近、近所のゲオに行くたびにDVDが棚に並んでいるのを見ていました。
「まっさか〜」と思ってジャケットを見てもドクター・ストレンジらしき人物が識別できず「デマか?」と思ったものの、気になって調べまくったらまさかまさかの画像が出てきました。

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なんと、ジャケットで印象的だった惑星の絵、左上の「口あんぐりさん」がドクター・ストレンジの絵そのものだったのです。よく見ると、ジャケット右端にドクター・ストレンジの下半身も映っています。
かのオリジナリティにあふれるヒプノシスが、有名なキャラクターのイラストをほぼそのまま使っていたとは思いもしませんでした。

2010年のストームのインタビューによれば、メンバーが当時関心を持っていたもの&ピンク・フロイドの音楽性にピッタリなものを選んだそうです。
神秘性の追求者ピンク・フロイドがアメコミのキャラクターに関心を持っていたなんて、にわかには信じがたいですが、Cymbalineにも「ドクター・ストレンジはいつもサイズを変える」という歌詞が出てくるのでホントなのでしょう。



こうなると他のイラストも元ネタが何か気になりますが、調べた限り情報はなかったです。

さて、今月は「夜明けの口笛吹き」が発売されてちょうど50周年ですが、特に記念事業の情報はないです。まあ、昨年、超豪華ボックスセットを発売してネタを全て出し切ってしまったためでしょうね。来年は「神秘」の50周年ですがこちらも記念事業はないと予想しています。 



 

rock70s at 17:51|PermalinkComments(0) ピンク・フロイド 

2017年08月04日

スティーヴン・ウィルソンお気に入りの二ネット・タイェブ

スティーヴン・ウィルソンの新作「トゥー・ザ・ボーン」の発売が迫ってきました。

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これまでに小出しされた曲を聴く限り、どポップからプログレ風まで幅広いタイプの曲が収録されるようです。
その中で最初に発表されたのがPariah。



スティーヴンと一緒に歌っている女性は二ネット・タイェブというイスラエル出身のミュージシャンです。
スティーヴンとはハンド・キャンノット・イレース収録のRoutineとAncestralで共演し、さらに4 1/2ではDon't Hate Meで歌っています。まさにスティーヴンお抱え女性ボーカリストって感じです。






こうなると二ネットがどんな人物か気になりますので調べてみました。
英語版wikiによると彼女は1983年10月にイスラエル南部で生まれ、音楽に囲まれて育ち、影響を受けたミュージシャンはピンク・フロイド、ニルヴァーナ、パール・ジャム、オアシスとのこと。イスラエルでは有名で、賞もいくつかとっているそうです。またイスラエルでは「アメリカでブレイクした、ホットな新アーチストの1人」と見なされているとのこと。
2003年に「イスラエル・アイドル」(テレビ?)で優勝したことで一気に国内での知名度が上がったそうです。

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デビューアルバムをリリースしたのは2006年。このアルバムのプロデュース&作曲をしたのはアヴィヴ・ゲフィン。そう、スティーヴンと組んでブラックフィールドのアルバムを出している彼です。

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きっと彼が「イスラエルにすげー女性ボーカリストがいるんだ」とスティーヴンに紹介したのでしょう。

Apple Musicで検索したらアルバムが3つ出てきたので聴いてみました。
デビュー作に収録された曲は、いたってフツー。後のサウンドの変化から言うと初期のケイト・ブッシュ風。なおヘブライ語で歌っているし、Apple Musicでも曲名がヘブライ語なので何を歌っているかは不明。

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ジャケから見て、彼女の美貌で売っていこうというレコード会社の魂胆が見えます。



しかし彼女はこのスタイルに違和感があり、真に自分が追求したい路線を行きたいと考え、2009年発売のセカンドアルバムでは解脱感のある自由奔放なサウンドに変貌しました。ジャケも不思議感があります。

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2012年の3作目はApple Musicになかったのですが、2013年の4作目はありました。
自由奔放さがさらにアップって感じです。

 


 

2016年にはアメリカ進出のためにロサンゼルスに引っ越しして、今年2月に新作をリリースしました。

スティーヴンの作品でのドラマチックな歌い方とは曲風が違うので、最初聴いた時は違和感がありました。でも、普段あまり聴く機会がない系のサウンドなので、気分転換に聴くのはいいかな。 



 

rock70s at 08:27|PermalinkComments(0) スティーブン・ウィルソン