2017年06月17日

フリートウッド・マック再活性化 来日あるかも

いまだに存在しているのかどうかハッキリしなかったフリートウッド・マックが、突如動き出しました。
まず動いたのはリンジー・バッキンガムとクリスティン・マクヴィー。今月になって2人のデュエットアルバムが発売されました。

C7EE4571-BF90-40F8-89B4-E59403800BCC-6016-000008D40CC15D1E








最初、このアルバムが出ると聞いた時、「マックも解散か、5分の2じゃあな…」と思って、関心はさほど湧きませんでした。3月に再発売された、1973年リリースの「バッキンガム ニックス」もスルーパスしたので。
とは言え、Apple Musicで配信されているのを見つけたので、試しに聴いてみました。

驚き。

予想以上に出来がよく、全盛期マックを彷彿とさせるサウンドになっていました。
クリスティンの優しい歌声、リンジーの一風変わったサウンドには幸せな気分にさせられたので、よりよい音で聴きたいと思い、ハイレゾ音源を購入しました。






情報を詳しく知りたいと思って、英語wikiを読んで納得。ドラムをミック、ベースをジョンが弾いていて実質、マック(マイナス・スティーヴィー)のアルバムでした。
1998年に引退宣言してマックを脱退したクリスティンが2014年にマックに電撃復活。即座にリンジーとクリスティンは曲作りを開始し、ミックやジョンも参加してレコーディングが進みました。2014年9月〜2015年11月にかけて行われたマックのツアー終了後、いざ新作に取り掛かろうと思ったものの、スティーヴィーがソロ活動を優先するために待てど暮らせどアルバム制作になかなか参加せず、「もう、待てん」ということで曲を仕上げて二人名義でアルバムを発表したという次第でした。
スティーヴィーがいない以上、マック名義で出すのははばかれたということでしょう。




2人はウェブサイトを開設し、6/21〜8/8にアメリカツアーを行うことを発表しました。もう、ノリノリって感じです。

一方のスティーヴィーはこのアルバム発表について「アタシは去年の9月からソロ・ツアーに行っていたんだよ。なんでそんなやり方するんか理解できねよな」、「クリスティンは16年間も抜けててマックに復活してツアーやったら止まんなくなった。アタシは2年間お休みが欲しかっただけよ」と不満の声をあげたものの、今年末にはマックに合流するとインタビューでコメントしました。
また、「アタシは寝てるわけじゃないんだよ」と言いたかったのか、つい先日、映画The Book of Henryのための新曲のリリックビデオを公開しました。




そして、先日、クリスティンが嬉しい話を発表しました。
来年6月頃から全盛期マックでの世界ツアーを開催するそうなのです。

FAD110F4-69E9-41E4-B59C-D1498ED93DC9-6016-000008F04C6750E7








私はリアルタイムで「タスク」を聴いて以来、マックが好きですが人生で一回もコンサートに行けてません。見納めコンサートになるのは確実なので是非とも来日して欲しいです。日本のプロモーターの総力を挙げて交渉せよ!

なお、私が運営しているマックの作品紹介サイトを大幅加筆してパワーアップしました。波乱万丈の歴史が辿れるようにしたのでご覧ください。



 

rock70s at 09:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フリートウッド・マック 

2017年06月08日

スティング 過去最強のロックな武道館公演

スティングの日本公演初日となる武道館コンサートに行ってきました。

FFEFF849-A072-4A00-BB53-EC6A7752518B-3412-000004CDC1359E58






彼を見るのは、 2008年のポリス再結成公演以来、スティングのソロとしては2000年のブラン・ニュー・デイ・ツアー以来です。その間、2005年にセイクレッド・ラヴ・ツアーで来ましたがアルバムの出来がイマイチで「もうスティングは終わった」感がしてパス、2008年と2011年の来日はロックコンサートじゃないので無視しました。
しかし、今回はロックな新作「ニューヨーク9番街57丁目」を引っさげての来日、2008年のポリスでの元気一杯さが強く印象に残っているので、すごく期待してチケットをゲットしました。

武道館の2階席だったので席に座るまでは「イマイチか?」と思っていましたが、なんとステージ中央正面でよく見え、スピーカーが耳の高さにあるので音響的にもバッチリでした。

DSC_0476












今回のコンサートでは、前座としてスティングの息子ジョーとラスト・バンドレーロスというバンドが演奏するのがわかっていました。会社での打ち合わせが続いていたので「1830開演と言っても、スティングが出るのは1900過ぎだろうから、遅れてもいいかっ!」と一瞬思いましたが、「せっかくなので最初から見ておこうか」と思い直しギリギリのタイミングで会社を出て武道館に向かいました。その判断が正解でした。
1832になって照明が消え、アコギを抱えたスリムな体型の男性がステージに登場しました。アリーナから拍手と歓声が上がったのを聞いて「おお、ジョーってけっこう人気があるんだ」と思いました。演奏が始まったのですが、どう聴いても新作の収録曲。「息子に華を捧げたのか?」と思っていたら歌声を聴いて、ようやくスティング本人だったことに気づきました。



この1曲が終わるとスティングが引っ込んで、ジョーのソロとラスバンの演奏がスタート。ホント、時間どうりに来てよかったです。あやうく1曲聴き逃すところでした。

前座が終わり1930過ぎに、いよいよ本編がスタート! オープニングは新作の一曲目のノリノリロックなI Can't Stop Thinking About Youかと思ったら、何とイキナリのSynchronicity IIでした。彼のノリと私のノリが一気にシンクロしてテンションあげあげ。スティングの声はよく出ていて、楽器のバランスがバッチリ。座席の良さが活きていました。



ギターはドミニク・ミラーが向かって左サイド、ミラーの息子ルーファスが右サイドを固め、ジョーとラスバンが後方で楽しそうにコーラスを入れていました。キーボードはなく、たまに誰かがアコーディオン的なものを弾いていました。

F2EAA4B9-0313-4B05-9CD9-DC0CA764E8E1-3412-000004D1E2CA3C0F












詳しいセットリストはこちら
新旧織り交ぜたスティング・ベスト・セレクション的な構成でした。ただし、今回のバンド編成上、ジャズっぽい曲は雰囲気出せないので「ブルータートル」の曲はゼロでしたが。

至極のバラードFields of GoldとShape of My Heartにうっとりさせられ、Shapeの後にはノリノリのMessage in a Bottleをやるという構成にはシビレました。
意外だったのはDesert Rose。アラビア風のシンフォニック曲を今回のバンド編成ではやらないと思っていましたが、シーケンサーか何かでエスニックなパーカッションを再生し、バックコーラスが頑張って雰囲気を再現していました。私はこの曲が好きだったので嬉しかったです。



アンコールはNext to Youでスタートし、Every Breath You Takeへ。ポリスのコンサートではアンコールがEveryで始まってNextで締めたので、今回もEveryが終わった時には「ああ、終わったか〜。余は満足じゃ」という気持ちになりました。周りの人達も同じような満足気な表情で出口に向かっていきました。
余韻に浸りながら「さて帰るか…」と思ったとたん、スティングが再度ステージに現れて意表を突かれました。
「他にネタがあるのか?」と思ったら、Fragile。
アコギを弾きながらしんみりと歌われたら、もう涙モノ。感動の嵐の中で終わりました。



私がスティングに行ったのは、1988年の「ナッシング・ライク・ザ・サン」ツアーでの東京ドーム公演が最初です。この時はジャズっぽい演奏でキーボードのアドリブ的プレイにシビれました。1994年の「テン・サムナーズ・テイルズ」の武道館公演ではスティングが風邪ひいて声が出ずにイマイチ。彼はそれが気になったそうで翌年にも武道館公演をやって文句なしの演奏&歌声を聴かせてくれました。1996年の「マーキュリー・フォーリング・ツアー」には行ったかどうか記憶なし(行っていたとしても印象に残らないくらいの内容か…)。
で、前述の2回を経て、今回。
今回が過去最高かなと思ってしまうほどの素晴らしい内容でした。

筋骨隆々でまだまだ元気なスティング。来日の機会はありそうです。くれぐれも凝った演出なしに、今回みたいなロックかジャズっぽい編成でやってきて欲しいです。
 







 

rock70s at 09:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ポリス