2013年07月23日

イエス SACDボックスセット 9月発売決定!

9月にイエスのSACDのボックスセット「HIGH VIBRATION - SACD BOX」が発売されることになりました。 日本独自企画です。
セットされるのは、ファーストからビッグ・ジェネレーターまでのスタジオアルバム12作品+イエスショウズ+ボーナスディスク1枚。
計39,800円。1ディスク単価は2,487円です。

yes-highvibration-box












2013年最新リマスターが用いられます。
イエスのリマスター盤は、担当したエンジニアによって、音質が違うのは有名な話ですが、今回のエンジニアはワーナーミュージックが誇る名匠、菊地功さんです。
私が知る限り、菊地さんがイエスのリマスタリングを手がけたのは1998年に発売されたHDCDと2009年に発売されたSHM-CDがあります。この2つは音が違い、前者はアナログディスクに近い柔らかな感じ、後者は今風のドンシャリ系でした。その時代のリスナーが求める音に応じてイコライジングで音質調整をしているものと思われます。

以前の菊地さんのインタビューによると、
「当時のアーティストたちは、その何年か後に訪れるCD/デジタルの時代を想定して音を作ってはいないわけですし、これほどまでにテクノロジーが発達するとは思っていなかったでしょう。だから、彼らが、このぐらいの感じで聴こえていたんだろうなって思う音を、最新の技術で再現してあげることが僕の役目。実際のレコーディングにおいても、機材が万全でない場合が多々あったと思うんです。例えば、低音が過剰にボウボウ鳴ってたら『あぁ、低音に強くないスピーカーで聴きながらマスタリングしたんだな。だから、こんなにレベル上げちゃったんだろう』とか(笑)。だから、それを正常な状態にしてあげるというね。決して派手にはいじってないんですよ」
 「よく『今回は“松竹梅”どれで行きます?』って話しますよね。松は、ウンと派手でカッコいい音。竹はミュージシャンの志向性を大いに尊重して、ちょっとだけ良くなった感じ。梅については、手は施すんだけどほぼそのまま。で、僕が目指す世界ってのは完全に“竹”なんですよね。『アレ?よくよく聴くとちょっとヒス・ノイズが小さいぞ』とか、『だけど抜けはいいな』みたいな状態。やろうと思えば、いくらでも“松”にできるんですけどね。ただ、それは本来その音楽が持ってるものでない可能性があるわけですよ。だから、あくまでもナチュラルにね。そこがリマスタリングのもっとも楽しいところであり、怖いところでもありますね」
とのこと。
今回の2013年リマスターでも新たなアプローチで音質調整をしていると思われます。

イエスのハイレゾ化については、ついこの前、「スティーブン・ウィルソンさんが手がけた5.1chリミックスを収録した『危機』のDVDオーディオとBlu-rayが10月に発売される」との報道があったばかりです。
もしかしたら、このニュースを知ったワーナーミュージックのマーケティング担当者が「やばい! 早くSACDを発売しておかないと、客をスティーブン・ウィルソン盤に奪われてしまう!!」と危機感を抱き、急遽発売を決めたのかもしれません。
私はスティーブン・ウィルソンさんが好きなので、今回のSACDは見送り、Blu-rayを待ちます。

ctte








10月時点には「危機」のハイレゾ音源が以下のように出そろいます。お金がある人は、全部入手して聞き比べてはどうでしょう?
・ボックスセットのSACD→菊地功さんのリマスター
・DVDオーディオ/Blu-ray→スティーブン・ウィルソンさんのリマスター&リミックス
・HDtracksの96kHz/24bit配信音源→オリジナルマスターテープからのフラットトランスファー
Audio FidelityのSACD→スティーブ・ホフマンさんのリマスター

rock70s at 12:05│Comments(0)TrackBack(0) イエス 

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リリース情報
2017年
【5月26日】
ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年記念

【6月2日】
ロジャー・ウォーターズ新作「 イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」

【6月16日】
チープ・トリック新作「ウィア・オール・オーライト」

【7月21日】
マリリオン「Misplaced Childhood」 スティーヴン・ウィルソンによるリミックス(5.1chあり)

【8月18日】
スティーヴン・ウィルソン新作「To The Bone」

管理人のオリジナル小説