2015年06月22日

イエスショウズ 意外と名盤だった

食わず嫌いだったプログレのライヴ作品のひとつがイエスの「イエスショウズ」。



収録曲を見るだけでイマイチ感がただよってきていました。

Parallels
Time And A Word
Going For The One
The Gates Of Delirium
Don't Kill The Whale
Ritual (Nous Sommes Du Soleil)
Wonderous Stories

スタジオアルバムで聴くと各メンバーの演奏がバラバラでドタバタ感があるParallels、発展途上の時代に作られた脱プログレのTime、単なるロックのGoing、長くてうるさいGate、ポップな脱プログレのWhale、長いだけのRitual、美しさはあるけどおとなしいWonderous。
これでは買う気になりません。「レンタルがあったら借りてみよう」 と思ったもののどの店(オンラインレンタルを含む)にも置いていません。ということでイエスのファンになってから35年間、このアルバムだけは聴いたことがありませんでした。

しかし、今回は聴きたい気持ちが高まりました。せっかくなのでCDではなく、e-onkyoからハイレゾ音源をダウンロード購入しました。
再生してみて驚いたのが、Firebirdから始まったこと。このアルバムはいろんなライヴからの寄せ集めで「イエスソングス」の収録曲は入れない方針で作られたので、このお決まりパターンは無視されていると思っていました。「編集にあたって、無理やりつなげたか?」と思い、当日のセットリストを確認したら、なんとこの日はParallelsが一曲目になっていたので「Firebirdが付いているのは当日のまま」ということでした。

さて肝心の本編は思ったよりもよかったです。Parallelsは演奏にまとまりがありクリスのベースがグイグイ来ています。この曲でテンションアップしたところでTimeで疲れを癒す。リックが弾くピアノがこの曲に新たな息吹を与えています。次のロックなGoingで助走をつけて、破壊力満点のGateに挑む。スタジオ録音と比べうるささはなく耳に馴染みました。Whaleで息抜きした後、Ritualへ。この曲はスタジオ録音ではダラダラと長くて完聴するのに一苦労しますが、ライヴ音源ではメリハリがついていて聴きやすかったです。そして、ラストは美しいバラードのWonderousで余韻を味わいながらエンディング。
まるで、オードブル2品、スープ、魚料理、お口直し、肉料理、デザートという洋食フルコースという感じの構成です。この構成のよさは聴いてみなければわかりません。編集はクリスが他のメンバーには無断でやったそうですがいい仕事やってくれていました。

cs












ハイレゾだったせいか、音のクリアさベースのズビビンさは満足がいくレベルでした。
これまで「こわれもの」や「危機」の曲がなくてイマイチのアルバムだと思っていましたが、印象ががらりと変わりました。


rock70s at 08:14│Comments(2)TrackBack(0) イエス 

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この記事へのコメント

1. Posted by つづまさ   2015年06月24日 20:57
5 はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いてます。私もイエスショウズはかなり好きです。長い2曲はパトリック・モラーツの演奏であるのも売り(?)の1つですもんね。私も出張から帰ったらまた聴こうっと(笑)
2. Posted by shig-sak   2015年06月24日 22:26
コメントありがとうございます。
モラーツのKBはリックとは違うサウンドが魅力ですね。

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