2015年10月12日

ハイレゾで聴くポール「パイプス・オブ・ピース」

前回のポールの「タッグ・オブ・ウォー」のレビューに引き続いて、今回は「パイプス・オブ・ピース」のハイレゾ音源のレビューです。



このアルバムは、「タッグ・オブ・ウォー」のセッションからのボツ曲と新曲を織り交ぜて作られた作品で、完璧な完成度を誇る前作に比べるとイマイチ感のあるものです。私は「タッグ・オブ・ウォーに比べるとイマイチだ」という情報を聞いたので、このアルバムを買ったことがなく(レンタルのみ)、リリースから30年以上経って今回初めて金を出しました。
ハイレゾ音源の音のよさは圧倒的。深みのあるエコーが艶やかさを加えています。CDで聴く本作品が「イマイチ」だとしたら、ハイレゾで聴いたものは印象が改善して「イマ0.3くらい」になりました。

今回の再発で充実しているのがボーナス音源。
Average Person [Demo] 、Keep Under Cover [Demo]、Sweetest Little Show [Demo]は「デモだな・・・」というくらいでたいした印象には残りません。
It's Not On [Demo] は不思議で怪しげな曲です。リンダらしき女性の歌声と謎の少女の歌声が織り交ぜられています。ググってみましたが情報が出てきません。いったい何なのでしょう?

【It's Not On】




Simple As That [Demo]はトレモロを効かせたギターをバックにポールがささやくように歌ったもの。これも不思議な印象があります。1993年リマスター盤に同名の曲がボーナストラックとして収録されていましたが、別モノです。
続くSay Say Say [2015 Remix]は今回の超目玉です。オリジナルとドラムが違います。ハイハットの刻みが強調されバスドラムの叩き方も違う気がします。また、ボーカルの最初の4小節は今までポールの声が入っていましたが、マイケルの声に差し替わっています。曲の長さがオリジナルから3分伸びて6分59秒になっています。とにかくカッコよい。これを聴くためだけにボーナス音源つきを買ってもよいです。

【Say Say Say 2015 Remix】


Ode to a Koala BearはSay Say SayのシングルのB面に収録されていた曲で、ゆったりとして横揺れしながら聴くのがちょうどよい曲。Twice in a Lifetimeは1993年リマスター盤にも収録されていたもので、サックスの音色が印象的なバラード曲です。Christian Bopはオーケストラっぽい音をフィーチャーしたインスト曲。JASH'S PAUL MCCARTNEY PAGEというサイトによると「1987年にフィル・ラモーンのプロデュースのもと発売する予定だった未発表アルバム、通称『The Lost Pepperland Album』に収録する予定であった未発表のインストゥルメンタル曲」だそうです。

今回の「タッグ・オブ・ウォー」と「パイプス・オブ・ピース」はボーナストラックの充実ぶりがうれしかったです。多めに金を払った価値はありました。

さて、年に1〜2作品しか再発されないこのシリーズ。WogBlogによると次回は「フラワー・イン・ザ・ダート」らしいです。まだまだウイングスやポールの作品は残っています。いったいいつになったら完結するのでしょうか?

rock70s at 21:30│Comments(0)TrackBack(0) ポール・マッカートニー 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔