2015年11月15日

5.1chで聴くザ・ビートルズ「1」

11月6日に発売されたザ・ビートルズの「1」のDVD/Blu-rayのウリは、レストアされて鮮やかに生まれ変わった画像と5.1chサラウンドミックスです。私が買ったBlu-rayにはDTS-HD Master Audioが収録されています。
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2枚あるBlu-rayのうち1枚目にはCDと同じ27曲が収録されています。
一曲目のLove Me Doにはのっけからビックリさせられました。ハーモニカがリアから聴こえて、えらく不自然です。まあ、音が独立している分、ハーモニカのメロディラインがはっきりとわかるという利点はありますが・・・。フロントのボーカルがこもった感じがして音のアンバランスが気になります。
From Me to You、She Love You、A Hard Days Nightはライヴ演奏で、リアには残響成分と観客の拍手が振られて臨場感を出そうという意図が見えます。音があまりクリアでないのはもともとの音源の限界かな。
Eight Days a Week、Ticket to Rideは残響成分がリアからくるくらいで、ちょうどいいバランスです。Helpはアコギとコーラスがリアに来て広がりがあります。サラウンドが活きています。
Yesterdayはエド・サリバン・ショーでのライブ。曲が始まっているのにキャーキャーいう女子の声がリアから聴こえ、「うるさい! 静かに聴け!」と言いたくなります。
Day Tripperはジョージのリードギターが右前方、ジョンのリズムギターが左後方から鳴ります。サビのコーラスと中盤の「アー、アー、アー」が前後から来て心地よし。We can work it outはハーモニウムがリアから流れてサウンドに奥行きあります。



Paperback Writerはサラウンドを活かしきっています。コーラスは前後に広がり、心地よさ満点。センターに位置したギターの刻みが勢いを感じます。Yellow SubmarineはSEをリアに持ってきています。演奏と分離されていてOK。セリフがはっきりと聴こえます。ブラスパートもリアに振られています。ラストのコーラスは前後からサンドイッチされ豪華! Eleanor Rigbyの出だしのコーラスは前後からサラウンド満点。弦合奏が左右とリアに広がり、フロント中央にあるボーカルとちょうどよいバランスです。この曲もサラウンドを活かしきっています。これを聴くだけで買う価値はあります。
Penny Laneではドラムは前後センターあたり、管楽器はリア目に定位してクッキリ聴こえます。ボーカルがちょっともやっとしているのは残念。



All You Need Is Loveも音数が多いだけにサラウンドの効果がみられます。ブラスと「LOVE、LOVE、LOVE」のコーラスがリアから、ストリングも広がりがあってよろしい。
Hello Goodbyeはストリングスが後ろ。ポールの声が前後から聴こえ、頭の中で歌っている感じになります。各楽器、コーラスが前後に奥行きをつけた配置になっていて面白いです。



Lady Maddonaはコーラスが前後から鳴ってリッチな感じ。ブラスセクションもよい。フロントから解放された音があちらこちらで鳴る感じです。
Hey Judeは基本フロントから。NANANAコーラスはリアからも鳴りますが、ビデオに映っているほどの人数は感じないです。やはりこの曲はドームでのライヴで大合唱しないとね。
Get Back、The Ballade of John and Yokoはサラウンド感なし。音数が少ないので無理はしなかったのでしょう。
Somethingはサラウンドを活かしています。ストリングスがリアで広がってスケール感と感動がアップです。Come Togetherはコーラスがリアから出ます。はっきりと聴こえるだけに今までポールだと思っていたものがジョンっぽくも聴こえてきました。
Let It Beは見事なミックスです。ギターソロ前のオルガンがリアから、オーケストラやコーラスもリアで神々しくなります。Long and Winding Roadはレコードと違ってピアノ弾き語りのシンプルな演奏なのでサラウンド感はないです。

ストリングスやブラスが入っている曲はサラウンドを活かして広がり感を出し、シンプルな構成の曲は前後の音量のバランスを調整して、前奥、中盤、後方に定位させるものに分けて奥行き感を出しているという感じです。

一方、画像はきれいで鮮やか。でも、アンソロジーのDVDは一回見たっきりで、昔の状態を覚えていないので、どこまで改善したのか判断できません。



rock70s at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) ビートルズ 

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リリース情報
2017年
【5月26日】
ビートルズ「サージェント・ペパーズ」50周年記念

【6月2日】
ロジャー・ウォーターズ新作「 イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」

【6月16日】
チープ・トリック新作「ウィア・オール・オーライト」

【7月21日】
マリリオン「Misplaced Childhood」 スティーヴン・ウィルソンによるリミックス(5.1chあり)

【8月18日】
スティーヴン・ウィルソン新作「To The Bone」

管理人のオリジナル小説