2015年11月17日

5.1chで聴く サイケなビートルズ

ビートルズの「1」のレビュー3回目、今回は「1+」に収録されている2枚目のBlu-rayです。
このディスクには、1枚目のBlu-rayに収録されたビデオの別テイクの他、他の美味しい曲のビデオが収録されています。
圧巻は中盤に収録されたサイケデリックな曲の連発攻撃です。
Rainはドラムがフロントで鳴る中、ボーカルが前後から音が出て頭の中で鳴るような感じの定位になっています。ギラギラとしたギターがリアから鳴ってサイケ感たっぷりの曲が活きています。
Strawberry Fields Foreverはイントロのメロトロンが耳元でなり、いきなりゾクゾクっとします。ボーカルは前方でギターが後方。ホーンとストリグスが部屋いっぱいに広がり、豪華絢爛な万華鏡世界です。絶品のミックスです



Within You Without You/Tomorrow Never Knowsはアルバム「LOVE」に収録された2曲が融合した作品。前後左右からいろんな音がして不思議感満載。細かい説明困難です。
A Day in the Lifeの出来も半端ないです。前半はフロントの音が主体。ストリングスがリアから音が出てきて、音程が高くなってドカンと爆発! ポールのボーカル後のジョンの「アーアアアア」はリアから流れて、不可思議さにゾクゾクっとします。ラスト手前のカウントはリアから。ストリングは前後から来て、ラストのピアノ「ガーーーン」が部屋中に響きます。



サイケ曲以降はシンプルなミックスです。
Hey Bulldogはフロント中心。「You can talk to me」がリアにも広がる程度。フロントで鳴るドラムとベースがかっこよいです。
Revolutionはモノラルミックスのままで、リアから残響成分がちょろっと出るくらいです。雑誌レコード・コレクターズの記載によるとジャイルズ・マーチンは「演奏が最高だから音はモノラルのままにした」そうです。



Don't Let Me Downはループトップコンサートの映像なので、フロントが主体でリアは残響成分くらい。ライヴ感があって心にしみます。

問題なのはラスト2曲のFree As a BirdとReal Love。これらはアンソロジー・プロジェクトの際に作られたもので、ジョンが残したデモテープにポール、リンゴ、ジョージが演奏を追加録音して仕上げたものです。ステレオで聴く分はマシだったのですが、5.1chにしてしまったことで、ジョンのデモパートの音の悪さが目立ってしまい、イマイチ度がアップしてしまいました。これは大失敗としか言えません。

サイケなビートルズが好きで5.1chで万華鏡世界を堪能したい方はこのディスクが入ったCD+2DVD/Blu-rayを高い金を出して買う価値はあるでしょう。

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rock70s at 21:34│Comments(0)TrackBack(0) ビートルズ 

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