2016年11月17日

ピンク・フロイド 超豪華ボックス・セット その1

初期のピンク・フロイドのお宝音源&映像を膨大な数収録したボックスセットThe Early Years 1965-1972が我が家にやってきました。
日本のアマゾンでは6万円超もするトンデモない商品ですが、イギリスアマゾンなら313ユーロ(36000円くらい)で買えるのを発見したので無事に届くことを天に祈って注文しました。11/11発売の商品が11/14に届いたのでなかなか優秀でした。
段ボールを開いて驚いたのが、ボックスとは別にCDが一枚乗っかっていること。

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このCDはボックスセットに入るはずだった「雲の影」の2016年リミックスを収録したものです。誤ってボックスセットに本来予定していなかった「ライヴ・アット・ポンペイ」の音源を封入してしまったためにこんな風にしたそうです。えらく粗末な扱いですが、ピンク・フロイドの歴史上このアルバムはさほど重要ではないので仕方ないのかな。

段ボールから出した状態はこれ。

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ヒプノシス的ジャケットと比べるとやたらショボいと感じましたが、デザインの謎はすぐに溶けました。シド時代のCD/DVD/Blu-rayをセットしたブックに次の写真が載っていました。

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まだ彼らがティー・セットという名称で活動していた際の写真だそうです。メンバーの思い入れが深いデザインを採用していたということなのでしょうね。

蓋を開くと、本みたいな格好で7つの時代に分けたブックが出てきます。

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その下にはお宝ポスターのミニチュアがあり、さらにその下には初期のシングルレコードの復刻版が入っています。

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えらい盛り込みようです。とことんまで視覚的な資料も入れようという意図なのでしょうね。

まずはシドが在籍していた時代を収録したCAMBRIDGE ST/ATIONを聴いてみました。
各ブックにもオマケがついていて簡単な解説もあります。

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1枚目のCDの前半にはラド・クローズが在籍していた5人時代の音源が6曲収録されています。全世界初公開の音源です。プログレでもサイケでもない古臭いロックです。ギターメインでリックのキーボードはほとんど聴こえないです。歴史的価値はありますが音楽的価値はないって感じ。音質はかなりよいです。先見の明で40年間大事に保管していたとは思えないので、今回必死こいてリマスターしたのでしょう。素晴らしい仕事です。

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後半には4人時代のシングル曲や未発表曲が収録されています。5人時代とサウンドの方向性の違いは明らかでリックのオルガンが不思議な世界を醸し出しています。この頃のリックの存在感は大きいです。彼が歌うPaintboxはシドのような煌びやかさはないものの味わいがあります。




注目は未発表曲のIn The Beechwoods、Vegetable Man、Scream Thy Last Screamです。Beechwoodはお気楽なインスト曲、Vegetableはシドがみっちり歌う濃度の濃い曲、Screamはニックのボーカルに再生速度をあげてピッチを高くしたシドのボーカルを重ねた奇妙な曲です。これらも個性的で味があってよろしい。

2枚目のCDもなかなかのものです。前半は1967年のストックホルムでのライブ音源が入っています。解説に「ボーカルの音量が最適とは言えないレベルなのをご承知おきください」と書いてあったのでどれくらい小さいのかと思ったら、まったく聴こえないくらいでした。しかし、ショボさはなく、スタジオ録音に比べて音が分厚い演奏を楽しむことができました。

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後半はJohn Lathamと名付けられたversion 1から9までの曲。これまでこんな曲の存在は聞いたことがなく、まったくの謎でした。
解説によるとJohn Lathamという映像作家の「スピーク」という作品のために録音したもののボツになったものだそうです。25分以上の切れ目ないインプロビゼーション大会で、曲というか音の集まりです。訳がわからないうちに時間が過ぎるサイケな世界が展開されています。

いい意味でこの2枚には裏切られました。不思議な魅力があり、どうやら中毒性があるようです。「早く次にいかないといつボックスセットを聴き&見終えるかわからんぞ」と思いながらも3回目の再生に突入してしまいました。かなりヤバイです。





 

rock70s at 22:48│Comments(0)TrackBack(0) ピンク・フロイド 

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