私がBUCK-TICKのアルバムの中で、
初めて聴いたアルバムである
「darker than darkness」について書きます。

このアルバムは1991年リリースの
アルバム「狂った太陽」から
2年のブランクを経てリリースされたものです。

BUCK-TICKが当時持っていた、
いわゆる”ビジュアル系の始祖”
というイメージからの脱却に成功し、
それどころかあらゆるカテゴライズを
拒否するパワーを持った、
B-Tが自分たち独自のフィールドを創世する
きっかけとなった作品ではないかと思います。

タイトルの意味=「闇より真っ暗な場所」は
まさに、このバンドが孤高の位置にいることを
証明するにふさわしいタイトルだと思います。

音楽的にはヘヴィーロックが中心ですが、
ノイズを上手く融合させて、
なおかつダブ、レゲエなど、最新の音楽動向を
取り入れたり、一方、懐古的な部分でレトロで
ジャジーな曲もあったりしますが、
色々なジャンルの展覧会みたいにはなっておらず、
アルバムが持つ雰囲気には統一感があります。

歌詞はひたすら内省的で厭世的、
自己否定が中心で、
ある音楽雑誌には「遺書」のようだ、
と書かれていたのを覚えています。

だけどただの厭世家には留まっていません。

最後の楽曲「die」において
私は以下のメッセージをキャッチしました。

「人間は誰でも一度生まれて一度必ず死ぬ、
だから死ぬことは必ずしも怖くないし
お前は一人じゃないんだよ」

人間(生き物)の儚さをうまく表現していて、
哲学的ですらあります。

歌詞の一節「肌に死というぬくもり」
という表現があり
当時非常に感銘を受けたのを
今でも覚えています。

シークレットトラック「DTD」では
上記の「die」とは逆に、
「生まれることの苦しみ」を
表現した曲だと思います。
ちなみにこの曲は
アルバムの「93曲目」に収録という
”しかけ”があります。
(リリース年"1993年"にかけて)

以下が収録曲です。

1. キラメキの中で・・・
(感想)
ケロイドの男がこのアルバムの世界へ、
歌いながら誘います。
          
2. Deep Slow

3. 誘惑
(感想)
ジャジーでレトロな感じです。
古いレコードを再生するときの
「プチプチ」という音が
サンプリングされてます。

4. 青の世界
(感想)
アニメの「AKIRA」のような世界観が
何故か思い浮かびました。

5. 神風
(感想)
当時の終末感(1999年)を
シニカルに表現しています。

6. ZERO
(感想)
アルバム収録中、最も厭世的、内省的です。
      
7. ドレス

8. LION

9. Madman Blues -ミナシ児ノ憂鬱-
(感想)
アルバム収録曲中、最も骨太な曲です。

10. die
(感想)
収録曲中最も切なく、
だけど救われる気持ちになれる曲です。

93. D・T・D

ぜひ聴いてみてください。
ジャケットもカッコいいです!






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