2005年09月03日

鎌倉・浄妙寺

浄妙寺は鎌倉五山の第五位の歴史あるお寺です。
足利氏に縁の深いお寺で、足利幕府時代には七堂伽藍を備え、23の塔頭を数える大寺院だったとのこと。写真は、1756年に再建されたという本堂。本堂の前に立つと、どっしりとした大きな銅葺の屋根に風格を感じる。周囲を山に囲まれている上、訪れる人もまばらで、境内は落ち着いている。
(※写真をクリックすると大きな画像を表示します)
山門(左)山門から本堂への石畳(中)青空と雲とのコントラストが映える本堂(右)



本堂の左手には「喜泉庵(きせんあん)」という茶室と枯山水の庭園がある。もともとは天正年間(15??年)に建てられたもので、僧侶達が茶を喫した場所だそうです。現在の茶室と庭園は1991年に復興されたもの。500円で抹茶と菓子をいただける。暑さを忘れて、のんびりとした時間が流れる。けっこうな穴場かもしれない。それでも桜や紅葉の季節には混むのだろうか。
喜泉庵玄関への石畳(左)喜泉庵から眺める枯山水庭園(右)



喜泉庵は開放感ある書院造の茶室(左)縁側で庭を眺めてまったりする人たち(右)



喜泉庵の丸窓(左)と四角窓(中)はなかなか渋い眺め。庭の左隅には、竹筒に耳を当てて水の落ちる音を聞く水琴窟がある(右)。


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