2005年09月04日

大徳寺・龍源院1

大徳寺の龍源院。常時公開している塔頭の中では、高桐院などもいいけれど、僕はこの龍源院がもっとも好みだ。趣向の違う4つの庭を味わうことが鑑賞できるし、高桐院などに比べると拝観客も少なく、ゆっくりと寛ぐことができる。

方丈前庭の一枝坦(いっしだん)は、白砂を大海原、石組をそれぞれ、亀島、鶴島、仙人が住む不老長寿の島・蓬莱山に見立てた、ゆったりとした枯山水の石庭。


方丈北庭は、室町時代の相阿弥の作庭と伝えられる竜吟庭(りゅうぎんてい)。訪問した日は日差しが痛いくらいの晴天で、あまり良い写真を撮ることができず、しょんぼり。苔生した庭には雨模様が似合うのだろう。そういえば、6月半ばに訪れたときには、植え込みのサツキが花を付けていて、苔の色とのコントラストに味わい深いものがあった。

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大徳寺:龍源院【花調】at 2005年09月07日 22:00