2005年9月23日(金)〜2005年10月23日(日)の間、建仁寺で行われていた
ディーター・ラムス展覧会の様子。ちょっと前に撮った写真のストックを、ちまちまとアップしていきます…。

ディーター・ラムスはドイツに生まれ、工業製品のデザインを手がけてきた人です。京都で最も古い禅寺で、なぜにこのような催し物があるのかと思いきや、ディーター・ラムスという人は、自らのデザイン哲学形成の過程で、日本の寺院や茶室や禅庭などに大きな影響を受けたとのこと。すなわち、過剰な装飾を排した機能重視のシンプルなデザイン。その簡素な質感が、禅寺と一本の線でつながるわけなのです。ふーん、なるほど。
書院内での展覧の様子。ラムスのシンプルなデザインは、ここに配置されても違和感がない?


それにしても、建仁寺は何度来ても落ち着く場所だ。広々とした書院内は大らかな雰囲気で、自分の落ち着く場所を見つけたら、いつまでも座っていても誰にも咎められない。もちろんボーッとするのもいいし、読書をしてもいいだろう。寝転がったりしなければ、ちょっとくらい昼寝しても怒られないはずだ。僕がこの地元の人間だったら、手持ちぶさたな時間をつぶすために、喫茶店に行く代わりに、ここの書院で読書に耽るだろうな。
※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。
Posted by rock_garden at 18:44│
Comments(0)│
TrackBack(0)