中学生時代の修学旅行のとき、となりの映画村には入ったのだけど、ここはスルーしたんだっけ…。
京福電鉄の太秦駅を降りると、目の前に仁王門が立っている(上)。
もはや多くの説明はいらないでしょうが、聖徳太子ゆかりの京都最古のお寺です。
そして、境内奥の霊宝殿には、穏やかな微笑みで有名な弥勒菩薩半跏思惟像、十二神将像、通称・泣き弥勒(弥勒菩薩半跏思惟像)などの仏像が安置してある。僕は仏像マニアではないのだが(むしろ仏像の鑑賞優先順位は低いくらいなのだが)、ここでは本当に鳥肌が立つような感動を覚えた。まず、入り口にずらりと並べられた十二神将像に圧倒され、自然と厳かな気分になる。そして、静かな室内で対峙する弥勒菩薩像は、ちょっと照明の加減で見にくくはあったけれど、なるほど聞きしに勝る存在感を放っているのだった。
弥勒さんの前には畳が敷いてあって、靴を脱いで拝むことができる……のだが、連れの人と二人して突っ立ったまま見惚れてしまい、「座ってご覧になってくださいよ」と注意されてしまった。
幸いに拝観客も多くなく、静かな雰囲気の中で拝観することができた。すばらしい。また来たい。