2006年01月22日

【展】博物館に初もうで

1月2日の無料観覧日に続いて、またもや東京国立博物館の「博物館に初もうで」に行ってまいりました。しばらくは長谷川等伯の「松林図屏風」にお目にかかることもなさそうだから、もう一度くらい見ておこうかな、と。





前日の雪で、東京も真っ白に。
「松林図屏風」は平常展の国宝室にて展示。まさに"幽玄"という言葉がピタりとはまる。
この屏風を見る人には二つのタイプがあって、ちょっと距離を置いて全体を眺める人、それからガラスに近付いてジーッと見つめる人。離れて眺めれば全体の幽玄な雰囲気が味わえ、近寄って見れば松を描いた不思議な筆跡の息遣いが聞こえるようだ。もともとは下絵であったものを屏風に仕立て直したという説もある作品だが、障子戸に囲まれた部屋にこの屏風をどんと置いて、ぼんやりと眺めながら過ごしてみたいものだ。朝昼晩の日の移ろいの中で、光の強弱とともに刻々と表情を変える松林の様子を想像するのは難くない。
企画展でもあれば、おそらくは人垣に囲まれるであろう人気作品、こうして休日でもゆったりと眺めることができるのは、平常展ならではだ。



平常展には、このあいだまで展示してあった円山応挙の写生帖とか、伊藤若冲の「鶴図」が展示替えでなくなっていたので残念。
その他には干支にちなんだ特別展示「犬と吉祥の美術」。こちらでは円山応挙の「朝顔狗子図杉戸」のまるっこい仔犬とか、伊藤若冲の「松樹・梅花・孤鶴図」のヘンな体型の鶴とか。

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