2006年02月01日

本法寺・境内

今日も写真のストックをどんどんアップしますよ…。
これは昨年11月に訪れた本法寺。堀川寺之内にある日蓮宗の寺院です。

個人的な好みでいうと、日蓮宗のお寺にはあまりそそられるものはないのだが、ここ本法寺は本阿弥光悦や長谷川等伯らの芸術家に馴染みが深く、貴重な美術品を所蔵しているという点では、とても興味深いものがある。
本阿弥光悦が作庭したと伝わる「巴の庭」があり、そして長谷川等伯の巨大な「大涅槃図」を所蔵する。

写真は仁王門(左、下)。



当時は日蓮宗を信奉していた芸術家が多く、こと本阿弥光悦は日蓮の熱心な信奉者だった。また、上洛した長谷川等伯が身を寄せたのが、この本法寺の塔頭寺院だった。等伯は本法寺の日通上人との親交も深く、等伯に関する寺宝は数多い。
開山堂と多宝塔。



開山堂の前には、筆を持って空を見上げる長谷川等伯像が立つ。



等伯の「涅槃図」は縦10メートル横6メートルの大作。
1年のうち、涅槃会などのわずかな期間だけ公開される。普段は宝物館に原寸大の複製写真が展示してある。
等伯は本法寺の天井画を作成中に転落し、右手が不自由になったとも伝えられている。

●関連リンク:七尾美術館・長谷川等伯とは?

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