2006年02月02日

本法寺・巴の庭

本法寺は一般客に公開しているにもかかわらず、それほど観光客をあてにしていないのか、拝観入り口は非常に分かりにくい。というか、本当に拝観できるのかどうかもよく分からない雰囲気で不安になってしまった。

拝観の入り口の戸は閉められたまま。おそるおそるインターホンを押して中に入ると、受け付けは薄暗く、人がいなかった。本当に大丈夫なのだろうか…と思っていたところへ、奥からおじさんが現れた。拝観料を払って、宝物館まで案内していただく。そんな感じで、無事に拝観を済ませたのだった。



これが本阿弥光悦作と伝えられる「巴の庭」。
ど、どうですか?正直言って、僕はあまりピンとこなかったのですが…。
でも、縁側に座って静かに庭を眺めるにはいい場所だ。人も来ない。
十角形に縁取られた蓮池。



下の写真では見にくいが、奥の方に滝の水流を表現した石組が置かれている。手前の蓮池が目立つが、この庭のメインは奥の石組。言われなければ分からない。かく言う僕も、ついつい蓮池に目がいってしまう。また、蓮池と並んで二個の半円を組み合わせた円形石が置かれている。念のために言っておくと、マンホールではない。パカっとひらいて何かが出てきそうな雰囲気でもあるが、これも庭のデザインの一端だ。



下は宝物館の前庭「十の庭(つなしのにわ)」。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

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