2006年03月12日

円徳院・南庭

「ねねの道」沿いにある円徳院。
ここのお寺の前は何度も通ったことがあるのに、拝観したのはこれが初めてのこと。



長谷川等伯の襖絵「山水図」を見るのが目的。
そうそう、アレだ。この襖絵は、もともとは大徳寺三玄院にあったもので、等伯が三玄院の和尚さんに襖絵を描かせてくれと頼んだものの許されず、それで和尚さんが留守の間に勝手に襖に絵を描いちゃった、という逸話を持つアレだ。襖には雲母で摺った桐の花紋の地模様があって、それが雪が降りしきっているようにも見える、という作品。
三十二面あるはずなのだが、一部しか公開していなかった。
方丈南庭は昭和の作庭。



2月に撮った写真なので、ちょっと寒々しいですが…。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

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この記事へのコメント
こんばんわ。
先ず1枚目の赤い門に目を奪われました。
渋い色合いが何ともいえませんね。美しいです。
美しいといえば庭園も素晴らしいですね。
何といってもこのラインでしょうか。
お写真を眺めているだけで気持ちが落ち着いてきます。
Posted by igu-kun at 2006年03月13日 01:17
11日の晩に円徳院に行きました。
等伯をしっかり見てきました。
二、三日うちにアップしますので、ご覧下さって、又コメント下さい。
Posted by sango at 2006年03月14日 16:55
向かい側の高台寺に気をとられて
ここに来る人は少ないようですね
ライトアップされた庭園も幽玄の世界ですよ
東山花灯路で実施されています。
Posted by ひこぼし at 2006年03月15日 00:08
>igu-kunさん
こんばんは〜。
ここのお寺には由緒ある北庭もあるのですが、そちらも、まぁ、なかなかです。南庭の方がこじんまりしてシンプルなのですが。北庭も今度アップします〜。

>sangoさん
そうですか、行ってらっしゃったのですか。
等伯の襖絵は、見たかった部分があったのですが、それを発見できなくて残念でした。きっと、他の面に描かれているんですね。sangoさんの記事も参考にさせていただきます。

>ひこぼしさん
この日、高台寺にも行ったのですが、そちらは団体客もいて人が多かったですが、円徳院は静かでした。ライトアップも見てみたいです。高台寺の一部ケバケバしいライトアップの演出は賛否あるようですが…。
Posted by 石庭 at 2006年03月15日 22:50