2006年12月26日

【展】電車にみる都市風景

電車にみる都市風景1981-200625日まで行われていた写真展「電車にみる都市風景1981-2006」@パルテノン多摩。
5人の写真家の作品から“電車”を通して都市風景を眺める企画。沿線の街や駅周辺の風景、車窓からの眺め、駅のホームで乗降する人々の姿、電車内の光景のひとコマ……などなど。東京の街とは、「東京」という言葉でひとくくりにはできないくらいの多様性を持っているのだなと、あらためて思った。

石元泰博の写す「東京」……「山の手線・29」(1981-1989)。山手線のとなり合う駅であっても、街によって見せる表情は異なっている。
長野重一の「遠い視線」と「東京好日」(1981-2004)は、東京の景色にまぎれこんだ非日常の一瞬を表出させる。道路の真ん中で事故で右往左往する人物、天皇即位の日に駅構内でにらみをきかせる警備員。
こうした混沌が、やっぱり東京の面白いところなんだな、と。

他に凌学敏の写真が印象に残った。
電車の窓に映る人物と街のネオンの夜景を一緒に写しこんで、見慣れた車窓の景色を、非現実的にも夢幻的にもメルヘンチックにも感傷的にも見せる。

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