萬福寺の巡照板
新年明けましておめでとうございます。
今年もブログ「悲しき石庭」をよろしくお願い致します。
マイペースでまったりと更新していきたいと思います。
今年最初の写真は萬福寺にある「巡照板」。
萬福寺に行ったことのある方は、この板が目にとまったのではないでしょうか。

萬福寺の拝観のしおりによると、この「巡照板」は禅堂や西方丈など五ヶ所に設けられていて、朝4時と夜9時に木槌で三打してこの経を唱え、起床と開枕(消燈)を告げるのだそうです。お寺の開創以来の300余年のあいだ続けられているこの習わしで、一日が始まり、一日が終わる。
写真の巡照板は真ん中のあたりがすっかり削られ、読み取ることができません。
しおりには読み方と意味が書いてあります。
謹白大衆(きんぺだーちょん)
生死事大(せうすすーだ)
無常迅速(うーちゃんしんそ)
各宜醒覚(こーぎしんきょ)
慎勿放逸(しんうふぁんい)
謹んで大衆(修行僧)に申し上ぐ。
生死は、事大にして、
無常は迅速なり。
各々、醒覚して、
無為に、時を過ごさぬように。
これは修行僧の心を戒める経なのだそうですが、んんん……こうしてあらためて意味を噛み締めてみると、私たちにとっても耳の痛い警句だとは思いませんか?
ちょっと堅苦しい話題になりましたが、年頭に自らの気を引き締める気持ちで、萬福寺の「巡照板」を取り上げてみました。
さて、今年は何度京都に足を運べるでしょう……。
次は冬の特別拝観を狙って、2月の訪問を予定しています。
Posted by rock_garden at 20:45│
Comments(8)│
TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
あけましておめでとうございます
今年もよろしく願います。
冬の京都は清楚で静かな佇まいです
次回の京都訪問 のんびりと楽しんでください!
今年は私も穏やかにマイペースで行こうかと・・・
ひこぼしさん、
冬のお寺のピリッとした冷たい空気も、また良いものですよねぇ。
あの雰囲気、けっこう好きです。足はとても冷たいのですが。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします!
明けましておめでとう御座います。
今年も宜しくお願いいたします。
”冬の旅”の企画ものはともかくとして、普段見られないものが拝見できる機会ではあります。
寒い京都の一番寒い季節、是非おいで下さい。
sangoさん、
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
今年の特別拝観は、けっこう楽しみにしています。
去年よりも見ごたえありそうな…。
写真を撮りたいけれど、OKだったりNGだったり。
うーん!
石庭さん、こんばんは〜。今年もよろしくお願いいたします。同じ関東に住む京都ファンとして、交流していただければ幸いです。
ところで、お願いがございます。僕は京都ブログをご紹介するメルマガを発行しているのですが、2月あたりに石庭さんのブログをご紹介させていただけないでしょうか。よろしくお願いします〜♪
京都ブログ探訪
http://www.mag2.com/m/0000182665.html
hayateさん、
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
hayateさんのタフさには、いつもいつも頭が下がる思いであります。
私は……まぁ、今年ものんびりマッタリとやっていこうかな、と(笑)
メルマガ掲載の件、もちろんOKです。ありがたいお話です。
何か私の方ですることはありますか?何かありましたら申し付けてくださーい。
石庭さん、こんばんは。ご了承いただき、ありがとうございます〜。
私がじっくりとこちらのブログを拝見して、短い紹介文を書かせていただくだけですので、石庭さんにはお手間はとらせません♪
まったりが一番ですよ〜。僕は基本が怠け者でインドアなので、むりやりお尻を叩いているんです(笑)。
それでは2月くらいに配信させていただきますね〜
hayateさん、
それではよろしくお願いしまーす。
(コメント、削除しておきました)