2007年02月22日

妙心寺・麟祥院

麟祥院は徳川家光が乳母・春日局を弔うために建てたお寺。
御霊屋には小堀遠州作の春日局木像が安置されている。御霊屋の中は薄暗いので単眼鏡などを持っていくのが良いかもしれない。柔和な表情の春日局の顔を拝むことができる。



庭はこのような感じ。明治期の作庭らしい。



ぼこぼこと小さな石が散漫な感じで配置されていて、見る者の目を吸い付けるような庭の中心部分も見当たらず(三尊石などはあったけど)、落ち着かない気分になる。
今は木々も冬枯れているので、緑が生い茂ると、また違った印象なのかもしれない。
また、海北友松(かいほうゆうしょう)の子、海北友雪(ゆうせつ)による襖絵も見どころ。
とくに「雲龍図」は対面に雄と雌の龍を描いた珍しい図柄。
春日局の父・斎藤利三と海北友松とは親友であり、その縁で友雪が襖絵を手掛けることになったのだとか。
斎藤利三は明智光秀の家臣であり、本能寺の変後には秀吉方に捕縛されて六条河原で首を刎ねられた。その亡骸を葬ったのが、海北友松。春日局にとっては、友松は恩人でもあるわけです。
ちなみに、友松と斎藤利三の墓は真如堂にあり、となり合って葬られているのだとか。
お寺の由緒を辿って調べていくと、こんな歴史のサイドストーリーも発見できて面白い。



この日は満員御礼。解説のおじさんのトークも熱くなるのだった…。



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