2007年04月01日

【展】狩野派誕生

虎ノ門の大倉集古館にて、栃木県立博物館の所蔵作品を中心とした狩野派展。
狩野派の祖・正信や江戸狩野派を興した探幽らの有名なものから、名前すら聞いたことのない狩野何某まで……というか、葉脈のように分かれた傍系の狩野派は言うに及ばず、探幽以降の直系についても名前をほとんど知らない。



現存作品が少ない正信の「観瀑図」は貴重な一品。
他に興味をそそられたのが伝狩野山楽の「野馬図屏風」。山楽の真筆かどうかは謎だが、構図が面白い。
それから、探幽の「瀟湘八景図」は、溌墨の技法で描かれた作品(八景のうちのひとつが欠けていたが)。探幽といえば二条城の障壁画のイメージが強いのだが、実際は多岐に渡る画題を手掛けた、実に器用な人である。けれども、こうした溌墨の作品は初めて見た。
他に「探幽縮図」というスケッチ帳も。探幽には、こうしたスケッチ作品もいくつか残っている。

ホテルオークラに隣接する大倉集古館は、ユニークな外見。



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