2007年08月28日

重森三玲旧宅(1)

重森三玲番外編は、重森三玲旧宅
京都大学に程近い、吉田山(吉田神社)のふもとにあります。
現在は「重森三玲庭園美術館」として、書院と庭園と茶室を事前予約制で一般公開している。



元々は吉田神社の社家であった鈴鹿家の所有であったものを、昭和18年に重森三玲が譲り受けた。本宅・書院ともに18世紀の建造物である。
書院前庭は、もちろん、重森三玲自身の手によるもの(昭和44年造営)。
間近で見ると、豪胆な石組が庭を所狭しと埋めており、息が詰まりそうにも感じるのだが……書院の中から眺めると、あら不思議、意外にもすっきりとしていて、額縁の中で石の立ち姿が美しくも感じる。



この庭、どこかで見たことがあるなと思った人は……
そうです、吉永小百合が出演したシャープの液晶テレビ「AQUOS」のCMの撮影に使われていました。




こちらが重森三玲旧宅の門。
表札の「招喜庵」とは、主屋部分に付けられた名前(こちらは普段は見学できない)。



(※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します)

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この記事へのコメント
石庭さんのおかげでこの庭の存在を
知ることができました。
この秋一番行きたい所のリストNo1です^^;
Posted by 一休 at 2007年09月01日 11:38
一休さんもぜひぜひ!
重森邸は、春も良いかもしれません。桜の木が植わっていました。
これが咲くと、またきれいなんだろうなぁ…と。
Posted by 石庭 at 2007年09月02日 14:56