2007年08月21日

東福寺の重森三玲(4)方丈庭園

東福寺の方丈庭園は、方丈の四方を囲むようにして四つの庭があり、「八相の庭」と称されている。
重森三玲が43歳の時(昭和14年)に手掛け、実質上のデビュー作ともされ、同時にまた、重森三玲の代表作ともされている。



まずは南庭。巨大な立石群で「蓬莱」「方丈」「瀛洲(えいじゅう)」「壺梁(こりょう)」の四仙島を表現し(写真手前)、さらに西方には五山が築山として表現されている(写真奥)……と、お寺からいただいた栞を読むと、何だかよく分からない説明が書いてあったりするのですが、ここではビジュアル的に楽しんでしまうのが良い。
難しい話は抜きにして、庭と面と向かい、目で楽しみ、心で感じたままを楽しむのが良い。



庫裡で拝観の受付を済ませ、廊下を歩いて視界が開けると、まず目に飛び込んでくるのが、この険しい石群だ。視覚的な効果は、とにかく抜群だと思う。「おっ…すごい…」と、思わず口をついて出てしまうような。
重森三玲が東福寺の調査を手掛けていた時に、方丈の造園計画の話を持ちかけられたことをきっかけに、ボランティアで造園を引き受けたという。



この、所狭しと並べられた峻険な石組に、何を感じるだろう。
平穏?癒し?それとも…?
たとえば、既成の庭造りとは一線を画そうとする、一人の作庭家の挑発めいた表現に、心がざわめいたりするのだ。



(※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します)

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