2007年09月10日

雨の源光庵

鷹峯の源光庵。
この日は雨。しかも大雨。風情も吹き飛ぶような大雨。



ここは二つの窓が有名。丸窓は「悟りの窓」、四角い窓は「迷いの窓」。
「悟りの窓」は禅と円通を、「迷いの窓」は生死病死と四苦八苦を表しているとか。



鷹峯にやって来るのは、たしか3度目だったか。
僕がこの地にやって来ると、なぜか、いつも雨が降っているのだ。
だから、僕の中では、鷹峯と雨とは切っても切れないイメージとして繋がっている。僕の目に映る鷹峯の景色は、いつも雨で霞んでいる。


また、もうひとつ有名なのが、伏見城の遺構である血天井。
宝泉院、養源院、正伝寺……これまでいくつか血天井を目にしてきたが、ここの血天井がいちばんショッキングだった。
この足跡は……死にゆく仲間の血のりがべったりと付いた足で、廊下を歩いたのだろうか……。



以上、雨の源光庵でした。



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