2007年09月15日

【展】名品との出会い〜国宝 風神雷神図屏風〜

風神雷神図屏風先日訪れた京都国立博物館。お目当ては9月末まで常設展で展示中の俵屋宗達「風神雷神図屏風」
「風神雷神図屏風」は京博からほど近い建仁寺の所蔵だが、現在は京博に寄託されており、建仁寺にはレプリカが展示されている。

さて「風神雷神図屏風」。
実物を見るのは、ちょうど1年ぶりで2度目。
企画展に出されればおそらく人気を集めるであろうこの作品も、常設展では他人を気にせず、ゆっくりと楽しむことができる。常設展の良いところです。
近付いて眺めれば、どこかユーモラスな表情と筋骨隆々とした体躯を描く、力強くも奔放な描写に目を奪われる。離れて眺めれば、風神と雷神のあいだに横たわる空間に緊張感と深遠さとを感じる。
雷神の身に付けた衣が、ひらひらと空間に舞っている様子も実に効果的だ。時間が止まったような錯覚を与える。張り詰めた空気と、風神と雷神の一瞬の動きの緊張感を、二曲一双の屏風の中に閉じ込めたかのようだ。

また「鶴図下絵・三十六歌仙和歌巻」も面白い作品。
下絵は宗達、書は本阿弥光悦によるコラボレーション作品だ。
宗達の下絵は、鶴が飛び立ち、空を羽ばたき、そして再び降り立って羽を休めるまでを描く。パラパラまんがのように、鶴の動きを1コマとして目で追っていくと楽しい。
横に長く縦に狭いという、限定された画面を逆手にとって、躍動感のある表現を試みている。

Kyoto National Museum

七条通から特別展示館を眺める。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/rock_garden/50810497
この記事へのコメント
風神・雷神が常設展で見られる時があるんですね!
以前、建仁寺展にて1回だけ本物を見ました。
わりと空いていたので、感動しながら、長い時間
眺めていたのを覚えています。
やはり本物を前にした緊張感が良かったです。

PS この間石庭さんが紹介されていた日本建築の雑誌
  (CasaBRUTAS)買いましたよ!ん〜、いい情報満載で楽しいです!
   ご紹介ありがとうございました^^;
Posted by 一休 at 2007年09月17日 12:18
東京の国立博物館もそうなんですけど、
たまに常設展示で国宝級の有名作品が登場するので、
そういう時はトクした気分になっちゃいますね。

「Casa BRUTAS」をお買いになりましたか!(・∀・)
写真を見ているだけでも楽しいですよね!
Posted by 石庭 at 2007年09月17日 22:38