2007年10月01日

正伝寺

そっと障子戸をあけて、外を覗き見る…



……………

外に広がるのは、比叡山を借景に、白砂とツツジの刈り込みで作られた枯山水の庭園。
この日は薄曇りの空模様だったが、比叡山の姿が見える。



庭園は小堀遠州の作庭と伝わる。あくまでも伝小堀遠州です。
ツツジの刈り込みは七五三形式で構成され、「獅子の児渡しの庭」とも呼ばれる。
方丈には、"京狩野"の祖として知られる狩野山楽の筆による障壁画が残る。



正伝寺といえば、血天井も有名。指先の跡と思しき血脂が点々と残る…。
僕の血天井めぐり(?)も、養源院、宝泉院、源光庵に続いて、図らずも4ヵ所目…。





(※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します)

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この記事へのコメント
ここ、よく写真では拝見するんですが
まだ行ったことがありません。
比叡山の借景の写真もすばらしいのですが
1枚目の障子越しの庭の風景にひかれました〜。
京都では比叡山を背景にするシーンが
きれいなスポットが多いですね!
Posted by 一休 at 2007年10月02日 00:26
比叡山を借景にした庭ですと、円通寺とか実相院もそうですね。
(円通寺は、あのカセットテープの恨み節だけは……汗)
ちょっと変わったところでは、額縁門の天寧寺とか。

洛北方面のお寺は、交通の便も何かと不便なので、ちょっと気合い入れて行きます!
Posted by 石庭 at 2007年10月02日 23:30