2007年10月09日

大橋家庭園(1)

伏見稲荷神社のほど近くにある大橋家庭園。
現在も個人住宅だが、京都市名勝にも指定され、一般公開されている。



こちらの庭は「苔涼庭」と呼ばれ、4代前の大橋家当主・大橋仁兵衛と交友のあった七代目小川治兵衛(植治)が作庭。大橋仁兵衛という人は、瀬戸内の鮮魚を一手に扱う元請業で財を成していた人で、こちらの家は明治末から大正にかけて別荘として建てられた。
魚を扱う仕事だったので、「大漁」という言葉をかけて「苔涼庭」と名付けたそうな。



「苔涼庭」とは、いかにも涼しそうな名前。
水琴窟のある庭としても知られており、庭と座敷縁側脇に二基の水琴窟がある。
水滴の落ちる澄んだ音が庭に涼やかさを加えている。
また、苔涼庭には石燈籠と大きな庭石があっちこっちに配置されている。
仁兵衛さんは石燈籠や庭石を集めるのが趣味だったようで、この庭には当主の好みがよく表れている。
庭造りの際には、小川治兵衛もかなり苦労したとか。





こちらのお宅で見つけた面白い品。吾唯足知(龍安寺のつくばいで有名ですね)をかたどった下駄!
かなり磨り減ってしまっている。現在は使っておらず、ただ置いてあるとのこと。



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この記事へのコメント
素敵な??下駄ですね〜。
これを作ったなんて、面白い。

ここ、個人住宅なんですか?
公開してるんですね〜。
Posted by rina-oha at 2007年10月11日 20:28
そうそう、ユニークなアイデア賞ものですよね、この下駄。
これで歩こうと思ったら、ずいぶん歩きにくそうだけど…(笑)

大橋家は、この座敷と庭だけを公開しています。
他の部屋は、お宅の方の生活スペースなんですって。
Posted by 石庭 at 2007年10月11日 23:23