2007年11月02日

元興寺極楽坊

奈良町界隈の散策の最後に立ち寄ったのが、元興寺極楽坊と呼ばれる小さなお寺。
といっても、その歴史は古く、前身を辿れば、588年に蘇我馬子が飛鳥の地に建てた日本最古の本格的仏教寺院の法興寺であり、718年に現在の地に移されて元興寺と改めた。
かつては南都七大寺の1つに数えられた大寺院だったが、現在はかつての僧坊の一部を改築した本堂と禅室を残すのみ。建築材には、奈良時代の木材がそのまま残っているともいわれ、本堂の内陣では柱の一本一本の佇まいにすら圧倒される。
世界遺産「古都奈良の文化財」のひとつとして登録され、現在に創建当時の面影を伝えている。



上の写真は小子房と呼ばれる旧庫裏。1663年に改築され、現在に至る。
ちょっとした休憩スペースになっている。



この元興寺。僕はかなり気に入りました。
静かな本堂に一人で座り、息をひそめ(自然に息をひそめてしまうのだ)、慣れない手付きで仏様に手を合わせてみたりなどすると、心のさざ波もだんだんと収まっていくような感覚になっていく。
是非また訪れたい場所として記憶に残った。


禅室のとなりには、名もなき石仏たちが佇んでいた。その石仏を見守るように、地蔵菩薩が立つ。



向かって右が本堂の屋根瓦。
一部には法興寺創建当時のものが今もなお使われている。約1400年前もの瓦だ……すごいな、奈良って。



(※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します)

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