2007年11月26日

【展】東京国立博物館・常設展

三連休の最後に、ちょっと京都の高雄に紅葉を見に行ってきました……

……といっても、これは屏風絵の話。
東京国立博物館では、国宝室にて狩野秀頼の「観楓図屏風」を展示している(12/2まで)。
清滝川を挟んだ二組のグループが紅葉を楽しむ姿が描かれた風俗画だ。また、遠景として、右上には神護寺の伽藍、左上には愛宕山の雪景色が描かれている。
元々はもう一隻の屏風が存在し、一双で春夏秋冬の四季を描いていたのではないかとも考えられている。
東博の国宝室では、こうした名作に手軽に会うことができる。しかも、人ごみに煩わされることもなく、時にはソファに座ってまったり鑑賞なんていうのも乙なもの。





さて、こちらは“舟木本”として知られる「洛中洛外図屏風」(あるいは「洛中風俗図屏風」とも)。
東博の常設展で12月24日まで展示しているので、こちらも一見の価値あり!



先日、京博の狩野永徳展で上杉本の「洛中洛外図屏風」を見てきましたが、永徳の洛中洛外図が落ち着いた雰囲気であるのに対し、舟木本はとにかくエネルギッシュ。町全体に狂騒曲が奏でられ、民衆が躁状態になってしまったかのような暴発寸前の異様なパワーを湛えている。
魅力の尽きない屏風絵です。僕は、こちらの舟木本の方が好きです。
舟木本については、また別の機会に。この屏風絵の中をもうちょっと歩いてみたいと思います。

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