2008年03月25日

東山・六道珍皇寺

六道の辻。六道珍皇寺の辺り一帯は、かつては鳥辺と呼ばれた葬送の地。
この庭園のいちばん奥には……



平安時代前期の官僚・小野篁が夜毎に冥界との行き来に使っていたと伝わる井戸が残っている。



小野篁は閻魔大王のもとで裁判の補佐官を務めていたという伝説も残っており、この六道珍皇寺には篁の手による(と伝わる)閻魔大王像が残されている。
こちらは迎鐘。



ふつう、鐘は押して撞くものであるが、こちらの鐘は先祖の霊を迎えるために、お堂の壁の穴から一本垂れている太い綱を、手前に引いて鐘を撞く。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

この記事へのトラックバックURL