2008年04月02日

会津さざえ堂

三月に訪れた会津若松。
まずは、白虎隊自刃の地として知られる飯盛山に建つ「さざえ堂」。



建立は1796年。もともとは正宗寺というお寺の「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)というお堂だった。



六角形のかたちをした建物の内部には、二重らせん構造のスロープが続いており、上りのスロープと下りのスロープが別々に造られているので、入口から最上階まで上って出口に下ってくるまでのあいだ、一方通行となっている。
なんとも珍妙な、江戸時代のビックリ建築の代表作だ。



このようなスロープが、上りで一回転半、下りで一回転半、合計三回転することから、「三匝堂」の名前の由来となっている。
堂内の各所には、お札がびっしりと貼られている(落書きも…)。



さざえ堂入り口。
もともとは、らせん状のスロープに沿って、西国三十三観音像が安置されていた。参拝者はこのお堂をぐるりとお参りすることで、三十三観音の巡礼ができてしまうという機能をそなえていた。
昔の人の信仰心が、このような合理的なものを生み出してしまうことは珍しいことではないですね。ちゃっかりしているというか……とても面白い。



さざえ堂外観。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

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