2008年04月05日

【展】解きほぐすとき

東京都現代美術館で毎年開催される若手作家のグループ展「MOTアニュアル」、今年のテーマは「解きほぐすとき」と題して、金氏徹平・高橋万里子・立花文穂・手塚愛子・彦坂敏昭の5人の作家の作品を集める。

解きほぐすとき

ある者は輪郭を断片化し、ある者は織物や刺繍といった繊維を文字通り「解きほぐし」てゆき、ある者はジャンクのような素材を繋ぎ合せ、ある者は断片化された紙や文字を作品に仕立ててゆく……といった具合に、それぞれの作家たちは、いったんバラバラに解体した素材と向き合い、そこから作品を構築してゆくという行為を試みている。

中でも、手塚愛子による幅11mに及ぶ大作の織物は、作品の前に立つと何やら雄大な景色に対峙したかのような錯覚を覚え、圧巻の存在感だった。
そして、この展覧会の「解きほぐすとき」というテーマを端的に表す、繊維を解きほぐした数々の作品は、きっと気の遠くなるような作業であり、作家の熱意というか執念というか、そういうものを感じないではいられなかった。

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