2008年04月17日

【展】コレクションの新地平

東京八重洲のブリジストン美術館にて4月13日まで開催されていた「コレクションの新地平〜20世紀美術の息吹」。

ブリジストン美術館

同美術館が新しく収蔵した作品の他、抽象画を中心としたコレクションの展覧会。
有名どころでは、カンディンスキー、クレー、ミロ、レジェ、モンドリアン、デュビュッフェ、ポロック……という名前が並ぶとともに、日本の作家では猪熊弦一郎、村井正誠、白髪一雄らの名前が並ぶ。抽象画と一口に言っても、その年代は大戦前から現代までに及び、また、表現方法も多種多様。調和を保った作品、不穏なパワーを持った作品、力強い構成で迫ってくる作品…。

そして、ブリジストン美術館が力を入れて収集している中国の画家、ザオ・ウーキーの作品をまとめて展示していて、ブリジストン美術館ならではの個性と主張を感じた。
ザオ・ウーキーは、抽象的でありながら、そのおぼろげな輪郭と混濁とした色合いの中からは風景が浮かび上がってくるようでもあった。作品を目の前にして、近付いて見たり、ちょっと離れて見たり……と、作品と自分との距離を変えることで、目の前にある光景が違って見えるのは驚きでもある。

常設の19世紀印象派作品とともに、こうした現代美術のコレクション展を開催できるところに、この美術館の視野の広さと懐の深さを感じる。

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