2008年04月27日

清水・清見寺

関東から静岡方面に向かう東海道線に乗るたびに、いつも気になっていた車窓からの眺め。
お寺の門と、お寺の伽藍のあいだを走り抜けていく電車…。
清水駅のひとつ手前、興津駅を過ぎたところで、この景色は目に飛び込んでくる。

というわけで、サッカー観戦で日本平スタジアムへ遠征(vs清水エスパルス戦)の折、このお寺に立ち寄ってきました。



静岡市清水区(旧清水市)の臨済宗の寺院、清見寺(せいけんじ)。
南には駿河湾を眺める高台にあり、かつては風光明媚な場所だったことを偲ばせる。
ユニークなのは、先述の通り、お寺の境内を東海道線が走り抜けて行く風景。東海道線開通時に境内の一部が鉄道敷地として召し上げられ、総門と本堂は線路によって分断されている。



かつて……といっても、時代は古く明治時代、東西を結ぶ鉄道計画が成った際に、地元住民は駅を建設するために熱心に誘致運動を行った。
これによって清見寺の境内の一部は線路として切り取られてしまったが、この眺めは、いわば当時の地元住民の念願の名残ともいえるのかもしれない。


鎌倉時代に臨済宗寺院として再興され、その後、焼失と復興を経て、現在の伽藍群は江戸期に整えられて現在に至る。



かつて徳川家康が今川家の人質であった頃、この清見寺に滞在していた。
方丈には家康が勉強に励んだという「家康手習の間」の遺構が残されている。
そういった縁もあって、清見寺は江戸期には徳川家の庇護を受けた。



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