「京のお伊勢さん」で知られる神社といえば、蹴上の日向大神宮。

南禅寺の水路閣から疏水沿いに歩いて蹴上の浄水場へ。
ここでインクラインを下っていくのが定番の散策ルートだが、反対側にルートを取って山の方へとつづく坂道を上っていくと、この日向大神宮に辿り着く。

ここは「プチ伊勢神宮」とでもいうべきか、「ミニチュア版伊勢神宮」とでもいうべきか、広くはない境内ながら、伊勢神宮と同じように外宮と内宮を持っているのが特徴的。

昔は、門前を東海道が通っており、お伊勢参りの代参や、旅人の道中の安全祈願などで賑わったとか。
これが外宮。

敷地の高低差を利用して、石段の上に内宮が建つ。

内宮の本殿は、18世紀末頃の建築物と推測されている。

境内の裏山には、このような祠のようなものが口をあけている。
天岩戸と呼ばれるこの岩をくぐり抜けると、開運・厄除けにご利益があるとか。

現在の日向大神宮は、こんもりした山のふもとで、訪れる人も少なく、知る人ぞ知る場所として静かに時間を刻んでいる。

※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。
Posted by rock_garden at 21:00│
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