2008年08月04日

【展】カルロ・ザウリ展

カルロ・ザウリ展金券ショップで手に入れた50円のチケットを持って、東京国立近代美術館の「カルロ・ザウリ展〜イタリア現代陶芸の巨匠」に足を運んだ(8月3日で終了)。
現代陶芸の方面にはまったく明るくないので、カルロ・ザウリの作品を見るのも初めてだったわけだけれど、活動の年代を追うごとに、壷や皿といった陶器から、彫刻的なオブジェへと変化していく様子は興味深かった。
また、彫刻的な志向へ踏み込む中でも、作風はめまぐるしく変化していく。
1960年代の美しい曲線や波形に包まれた作風は、やがて1960年代後半以降、形態は破壊され、歪み、破れ、あるいは断片化された土の集合体となっていく。
美しい曲線を描く表面と、えぐり出された内側の生々しさ。
その拮抗が、どこか危うげな緊張感を作品にもたらせているのだった。

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