2008年08月12日

ある夏の朝の嵯峨野路

とある平日の朝。嵯峨野の竹林に足を踏み入れる。

……誰もいない。



歩いてきた道を振り返っても、誰もいない。



小倉池まで歩いてきて、まっすぐにつづく道の向こうにも、人の姿は見えない。



嵐山〜嵯峨野のあたりは、土日ともなると人が多いので、たまに京都に遊びに行っても寄り付くことはほとんどないのだけれども、平日の朝、こうして嵯峨野の小道を歩いてみたら、とても新鮮な気分でこの土地を楽しむことができた。
本来、このあたりの土地は、里山風情を色濃く残した、のどかな土地なのだということを知る。
そして落柿舎へ。
松尾芭蕉の門人の一人、俳人・向井去来の庵。このあたりにも、のどかな景色が広がる。



このあたりで、一句ひねり出せれば、かっこいいのだけれど。



蓑や笠や あくび止まらぬ 夏の朝。



……(´・ω・`)

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この記事へのコメント
石庭さん
これは貴重ですね!人がいないなんて・・・思い出してみたら、
真夏の京都で、特に祭事とかない週によく行っていたのですが、
確かに人がいなかった気がします。朝っていうのがポイントか
もしれませんね。
それにしても、石庭さんっていつも早起きですか?
行動が早いのを、見習わねば(汗)
私は朝、だらだらしがちです・・・
Posted by hayate at 2008年08月15日 09:07
>hayateさん
そうですね、旅先では、たいていは早起きしていますね。で、夜はなるべく日付の変わらぬうちに早く寝て。
朝なら空いているし、それに、朝の空気はやっぱりいいものです!気が引き締まって、一日を有効に使おう!って気分になります。
ただ、朝は朝でも、夏は朝から暑いので、秋冬の朝の方が好きです。冷たい空気がたまらんのです。
Posted by 石庭 at 2008年08月15日 21:27