2008年08月23日

桂離宮(3)書院

桂離宮の中核をなす建物が、この書院。
古書院・中書院・新御殿が雁行形に並び、幾何学的な外見はとても端正な美しさを見せている。



雁行形(がんこうがた)とは、それぞれの棟を少しずつ前後にずらして配置する形のこと。
文字通り、雁が飛ぶときの隊列の形に似ていることに由来する。
日本建築のみならず、現代のマンション建築などにも取り入れられる様式のひとつで、窓や戸といった開口部分を増やすことが可能になり、通風や採光や眺望に優れるという利点がある。



けれども、書院の内部は非公開。うーん…残念…。



周知の通り、桂離宮は八条宮家初代の智仁親王(1579〜1629)によって造営の基礎が成され、古書院は智仁親王の代で建てられた。
その後を八条宮家2代の智忠親王(1619〜1662)が引き継ぎ、中書院や新御殿、さらに茶室の数々や庭園を造営していった。
桂離宮の庭園や建築物に間近にふれてみると、こと、この2代智忠親王の美的センスには舌を巻く思いがするのだった。


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