2008年08月25日

桂から松尾へ(1)地蔵院

サラサラサラサラ……



サワサワサワサワ……



ふんふんふーん♪ふふふふんふん、ふふふふーん♪ふんふんふふふーん♪



……と、竹の葉が風にそよぐ音に合わせて、思わず鼻歌が飛び出してしまうような気分で、木漏れ日に輝く木々の下を歩いていく。
小さな門をくぐって拝観の受け付けを済ませ、本堂まで至る道は、京都でも指折りの美しい参道だと思います。

ここ地蔵院は「竹の寺」として知られる閑静なお寺。とある夏の午後、数年ぶりの訪問となった。


簡素なたたずまいの本堂には、十六羅漢を模した枯山水庭園があるのだけれども、残念ながら、写真撮影は禁止。受付でいただいた拝観のしおりの写真とは、ちょっと違うような……なかなかに野趣あふれる雰囲気の庭なのだ。



頭の上には緑が輝き、足元では木漏れ日が輝く。
影踏みならぬ、木漏れ日を踏み、飛び石のようにして伝いながら、軽やかに帰途に着きませう。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

この記事へのトラックバックURL