2008年09月22日

米原・青岸寺〜イワヒバのお寺

米原駅の東口を出て、目の前の国道を渡って民家のあいだに続く道を歩いていくと、やがて辿り着いたのが青岸寺というお寺。



門をくぐると、本堂と百日紅の木が立つ簡素で静かな雰囲気。



そして、本堂の前では、群生したイワヒバが土の上を覆いつくしている。



戦国の時代より長いこと荒廃していたこのお寺は、難を逃れた本尊の聖観音像を安置する小さなお堂だけが建つのみだった。
そこへ、彦根の要津守三和尚が寺を再興するために寺に入ると、和尚の帰依者であった敦賀の伊藤五郎助の寄進によって、たちまち寺の伽藍が整えられた。
けれども、再興から程なくして、伊藤五郎助は亡くなってしまう。要津守三和尚は彼を悼み、五郎助の諡(おくりな)の青岸宗天にちなんで、寺名を青岸寺としたという。これがおおよそ1650年頃のお話。
本堂裏手には、立派な枯山水庭園。
背後の山の斜面を利用して、無数の石組を配置していることと、白砂を使わずに苔によって水の流れを表しているのが特徴的。



残念ながら、この日は庭の手入れの最中だった。



手前中央に蓬莱島を表現する巨石、奥に行くにしたがって、やや小ぶりの石組を用いることにより、より奥行きを感じさせる造りとなっている。
この庭は、雨の日が似合いそうだ。雨に濡れて、苔の緑が美しく映えることだろう。



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