2008年11月02日

当尾(2)石仏その1

浄瑠璃寺や岩船寺のある一帯は当尾(とおの)と呼ばれ、古くは鎌倉時代に彫られた石仏をはじめ、様々な姿をした石仏たちが、なだらかな起伏を描く山の中にたたずんでいる。



大門石仏群。
かつてこの地にあった阿弥陀寺跡など、周辺の石仏や石塔を集めて安置している。


大門仏谷の巨大石仏。当尾の最大の石像。
彫られているのは阿弥陀如来か弥勒如来か、また作成年代も奈良時代か平安時代後期か…と、いろいろと確定しきれていない仏様である。



大門仏谷へ至る道は、車道から藪の中の小道を下りていく。よそ見をして歩いていると、見落としてしまいそうだ。
しばらく下りていくと、木々の間から、対面の崖に巨大な石仏が現れた。その瞬間、思わず「おぉぉぉ!」という声が出てしまうくらい、テンションが上がってしまった。



藪の中三尊。左から、阿弥陀如来坐像、地蔵菩薩、十一面観音菩薩。
銘文は弘長二年(1262年)、橘安縄と平貞末という職工によって彫られたことも記されている。
年号の銘文があるものでは、当尾最古のもの。



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/rock_garden/51288485