2008年11月15日

泉涌寺界隈(2)戒光寺

泉涌寺の総門をくぐると、周囲の風景は一変し、緑が深くなっていく。
やがて左手に見えてくるのが、泉涌寺塔頭の戒光寺。



こちらの本堂も、自由にお参りすることができる。
驚くのは、ここの本尊・釈迦如来立像の大きさ。堂内に入っていくと、目に飛び込んでくる本尊の姿は、胴体部分しか見ることができない。あまりに大きすぎて、顔の部分が隠れてしまっている。本尊の近くまで寄って、座って見上げると、ようやくその姿を見ることができる。



また、本尊の首のあたりには、血の流れるような跡があるのが目を惹く。
江戸時代初期の後水尾天皇(1596-1680)が即位争いに巻き込まれ、暗殺者に寝首を掻かれそうになった時に、この釈迦如来が身代わりとなって首を掻かれた際に付着した血の跡だといわれている。
後水尾天皇は、その後85歳の長寿で崩御し、昭和天皇(87歳)に抜かれるまでは歴代最長寿の天皇だった。
そんなエピソードから、戒光寺の本尊は「身代わりのお釈迦様」とも呼ばれ、身にふりかかる悪い事の身代わりになってくれるお釈迦様として信仰を集めている。


戒光寺を出ると、向かいに建つのが法音院。



こちらの本堂は立ち入ることはできない。洛陽三十三所観音巡礼の札所であり、不空羂索観音菩薩を本尊として安置する。



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