ずいぶんと以前に紹介した無住のお寺・善能寺もまた、泉涌寺の塔頭のひとつ。

あたりは木々に囲まれて薄暗いが、小さな門をくぐってみると…

視界が開けた境内には、お堂がひとつ建っているのみ。

本堂自体は新しい建物で、昭和46年(1971年)の建立。
航空機の事故で亡くなった方の遺族が、航空機事故の殉難者の霊を弔い、事故の絶無を祈願するために寄進した。

そして、本堂のとなりにあるのが、重森三玲の手による庭園「遊仙苑」(1972年)。

山深い場所に捨て置かれたような風情が寂しくもあるが、知る人ぞ知る重森三玲の庭のひとつ。

※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。
Posted by rock_garden at 23:43│
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