2008年11月21日

泉涌寺界隈(8)五社大明神

知る人ぞ知る……



泉涌寺界隈の散策も、ここで終了。
雲龍院から東福寺の裏手に出るルートの途中、水の滴り落ちる音に誘われて、音のする方に向かってみると、民家の中に鳥居がたたずんでいた。



その鳥居の向こうは、まさに異空間。一歩足を踏み入れれば、確実に体感温度が下がるのを感じる。
ここは修行場なのか、無断で滝の近くまで立ち入ることはできなかった。民家の中に、このような空間がぽっかりと口をひらいているところが、京都の面白いところ。



滴り落ちる水の音の主は、五社の滝。滝といっても、水流は樋のようなものから落ちている。この水の流れは、下流に向かえば東福寺境内へ。上流を目指せば伏見稲荷の山内へと分け入る。
五社というからには、石清水・賀茂・稲荷・春日・日吉の五社の神様を祀っているのだろうか。


見上げれば、楓の木々が折り重なるように生い茂っている。



ここはもしや、紅葉の盛りには素晴らしい色付きを見せてくれるのかもしれないと、僕の想像をかき立てた(写真は11月上旬のもの)。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

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