こちらは觀音寺陵(かんおんじのみささぎ)の後堀河天皇(86代、1212~1234)陵。
以前に紹介した仲恭天皇の後を受けて、わずか10歳で即位、院政に移行後、23歳という若さで崩御した。
仲恭天皇同様、承久の乱後の政治と権力闘争に翻弄された短い人生だったのだろう。

こちらは後月輪陵(のちのつきのわのひがしのみささぎ)の孝明天皇(121代、1831~1867)陵。

幕末のドラマには必ず登場し、当時の世論を形成する上でのキーマンとなる重要な人物。
ドラマや小説では極度の「異人嫌い」の天皇として描かれ、攘夷派のよりどころともなった存在。