2008年12月22日

塩竈神社〜奥の細道(1)

12月の仙台遠征の折に立ち寄った塩釜の地。
本塩釜駅から歩くこと約10分ほどの場所に、塩竈神社がある。



社殿まで一気に登る石段の数は202段。階段の下から見上げると、そそり立つ石の壁のよう。



ところで、松尾芭蕉も「奥の細道」において、この塩竈神社に立ち寄っている。

宮柱ふとしく、彩椽(さいてん)きらびやかに、石の階(きざはし)九仭(きゅうじん)に重り、朝日朱(あけ)の玉垣をかがやかす。

社殿の柱は太く立派で、彩色もきらびやかに、石段は高々と積み重なり、朝日が朱塗りの玉垣を輝かせている……と、朝日の中で荘厳なたたずまいを見せる社殿を前に、芭蕉はその光景を述べる。



さらに芭蕉は言う。

かかる道の果、塵土の境まで、神霊あらたにましますこそわが国の風俗なれと、いと貴けれ。

このような道の奥、最果ての土地にまでも、神霊があらたかに鎮座していることこそ、わが国の美風なのだと、とても貴く拝した……と。
芭蕉が崇敬と感嘆の気持ちで参拝したことが分かる一文だ。




神社の境内からは、塩釜の港をわずかに見ることができる。芭蕉の歩いた時代は、さぞかし見渡しも良く、風光明媚な土地だったのだろう。



帰りは、七曲坂を下る。ちょっとした山道の風情だ。
塩竈神社の参道としてはもっとも古く、神社創建当時の奈良時代に形成されたと推測されている。



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塩竃神社【花調】at 2008年12月23日 22:45
この記事へのコメント
下から2番目の写真、ほぼ同じ(笑)

芭蕉さんの詳しい説明、ありがとうございました。
TBしまっすw
Posted by rina-oha at 2008年12月23日 22:44
>rinaさん
うおっ、ほんとだ(笑)……ほぼというか、思いっきりかぶってしまいましたねw
あの高台から海がチラ見していて、ちょっとテンションが上がって思わずカメラを構えていました。
石段の下から見上げる写真も…やっぱり写真を撮らずにはいられないですね。
Posted by 石庭 at 2008年12月24日 01:04